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仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic11 衝撃!?謎の森ヘルヘイム
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沢を含め8名…いずれも魔法の扱いに長けた者や魔法学者など各分野のエキスパートを厳選し、更に調査隊の護衛として片桐も参加していた。
片桐が参加している理由…それは言わずもがな打倒高品のためであり、師匠のサヤカから錠前の話を聞いて「ひょっとしたら高品を倒す力になれるのでは?」と考え、調査隊に急きょ加わったのである。
しかも、調査員達はエリカと片桐が参加すると聞くや俄然(がぜん)やる気を出しており、
その士気たるや…まるで決勝まで進んで息巻く高校球児の様であった。

「今日はエリカ様に加えて、まさか片桐殿まで来て下さるとは光栄です。隊員達も片桐殿とエリカ様の姿をご覧になって、士気が今まで以上に高まっています。」
「いえ、私も小さい頃から異世界を冒険するのが夢でしたので、まさかこの年になって夢が叶うとは思いもよりませんでした。」
「そうですか、では護衛の方をよろしくお願いします。」
「わかりました、私におまかせを。」



出発前、丹沢は支度を整えているエリカに声をかけると一つの包みを懐から取り出し、それをエリカに手渡した。
そう…丹沢達調査機関が調査していたあの錠前と、魔法石を削り出して造られた二つのリングである。
一つはU字型磁石が刻まれた赤い魔法石のリングで、もう一つは白い十字が刻まれた、中央に金・左に青・右に赤の三色が鮮やかに配された不思議な色合いのリングである。
あの後、調査機関の研究員達により錠前…『ロックシード』は徹底的に分析され、その結果ロックシード自体は人体に対しては全くの無害で、錠前の魔力も精製すれば魔法使用時の補助に使える事が判明、このデータを元に錠前の魔力に適合した魔法石を吟味(ぎんみ)しリングを急きょ製作、昨日ようやく完成した次第なのである。

「エリカ様、少しいいですか?」
「…丹沢さん、どうされました?」
「はい、実は数日前におあずかりした錠前…いやロックシードの分析が完了いたしまして、その魔力に最も適した魔法石を使いリングを二つ製作しました。錠前と共にお受け取り下さい。」
「あ、ありがとうございます。それにしても、丹沢さんは仕事が早くて本当に助かります。」
「エリカ様、お誉めいただきありがとうございます。」

エリカは一式を受け取った後丹沢の仕事の早さを賛美し、丹沢もエリカの言葉に応えて返答した。

そして午前8時35分、丹沢率いる調査隊はついに亀裂の中へと踏み入り、森林の周辺を見回した。
エリカは辺りに生えている木々の巨大さに圧倒され、言葉を失い…片桐は「これはすごい!」とため息をつきながら見回し、しかし警戒はおこたらず調査隊の殿(しんがり)に着く。
調査隊の皆が異世界の森林におどろく中、丹沢は落ち着いた態度で調査隊全員に声をかけた。

「さぁ皆さん、早く
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