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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『邂逅、説得、甦生』 後編
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特定し辛く普通ならば現れるはずの無い存在に危機感を抱くのはしょうがない事だろう。
「ちなみにアレを呼んだのは俺だ」
そう……俺はプレシアがフェイトの部屋に入った後匿名で痕跡を残さずアースラにココの座標と大まかな事のあらましを記した文章を提供した。
「何故!?」
「簡単な事……まず今回の事でプレシアは管理局に目をつけられたのは明白だからな ソレを消すための措置さ」
「貴方……まさか……」
プレシアはまるで信じられないようなものを見るかのような目で零を凝視する。
「そう……今起こり初めている次元震を利用してプレシアの死亡をでっち上げるのさ」
「…………」
「今回の事を調べようにも証拠が無きゃどうしようもないだろ……事実は全て闇の中ってね」
ただでさえ座標特定のしづらい次元の狭間からさらに虚数空間へと落ちれば流石に管理局とはいえどうしようもないだろう。
「よくそんな事を考えつくわね」
若干あきれた目でプレシアは零を見る。
「まぁね……」
あっけらかんと言う俺に若干引いているプレシアだが俺は気にしない。
「………」
「んで……その後は俺らの世界でその履歴や存在を偽造と隠蔽をして終わりさ」
金さえあればある程度はどうにでもなるからね。
「そ……そぅ……」
「あぁ そうそう……」
俺は『王の財宝』から人形のようなものを取りだし、
「プレシア この人形に血を垂らしてくれ」
「えっ? わかったわ」
プレシアは指を魔法で軽く切って血を垂らし零の出した人形につけると、
「えっ!?」
人形がプレシアそっくりの姿へと変化する。
「スキルニルっていうマジックアイテムさ 詳しい説明は時間がないから省くが」
俺は儀式の反動で傷ついた物凄く重い身体を動かし、
「『俺の命令通り動け』」
『言霊』と『幻術』でスキルニルに命令を叩き込む。
人形は光の無い暗い目をしながら頷き返事を返し行動を始める。
「さぁて……ココも本格的にヤバくなってきたからずらかるとしますか……千歳……人形以外の全員を家に転送してくれ」
空間の震えがどんどん大きくなりもうすでに危険域へと到達していた。
「わかりました……皆様一ヶ所にお集まりください」
全員が一ヶ所に集まり、
「『座標固定』『空間接続』」
魔方陣が展開され、
「『転送』!!」
この場から全員の姿が消える。
そして、
時の庭園に転移する時に使ったマンションの屋上に突如魔方陣が現れ、
ー転移ー
全員の姿が現れた、
「ふ〜 なんとか無事に着いたか……」
「ところで零……」
「何?」
「あの人形に
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