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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜青年と機動六課物語〜
第20話『開発者』
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ラーをいれたのか…。


桃子「あら、千鶴ちゃん。いらっしゃい」

千鶴「こんにちは、桃子さん。いつもの所は空いていますか?」

桃子「ええ、空いているわよ。カズマくん、お連れして」

カズマ「はい」


 千鶴さんをいつもの席つまり彼女のお気に入りの場所に案内する。


カズマ「ご注文は?」

千鶴「ケーキセット!飲み物はアイスコーヒー、ケーキは今日のおすすめで♪」

カズマ「かしこまりました」


 注文を受けて桃子さんに注文を伝える。数分後トレイに二人分のケーキとアイスコーヒーがのっていた。


カズマ「あの〜……何故に二人分?」

桃子「これは、カズマくんの分。ちょうど、お客も少ないから休憩してちょうだい。それと、千鶴ちゃんの話し相手になってあげて」

カズマ「わかりました」


 トレイを持って千鶴さんのところまで戻る。


カズマ「お待たせしました。ケーキセットです」

千鶴「ん、ありがとう。おや?もう1セットあるがそれは?」

カズマ「これは、俺の分です。桃子さんが休憩していいって」

千鶴「ふむ、なら私の話し相手になってくれないか?」

カズマ「最初からそのつもりです」


 そう答えて、千鶴さんの前に座る。


カズマ「そう言えば、千鶴さんって大学でどんな研究しているんですか?」

千鶴「なんだ、カズマくんは私の研究に興味があるのかい?」

カズマ「ええ、まあ…」


 俺が千鶴さんに尋ねると彼女は目を少し輝かせながら「それでは教えてあげよう」とノリノリで話し始めた、この瞬間、聞くんじゃ無かったと後悔したのは言うまでも無い。


千鶴「私は、『魔法』について調べているんだ」

カズマ「魔法……ですか…?」


 『魔法』という単語に俺は聞き返した。


千鶴「ああ、そうだ。この地球に古代から伝わるもの…魔法、これを調べるのは浪漫があると思わないか?」

カズマ「まあ…そうですね…」

千鶴「ん?どうしたのだ、カズマくん。なんか顔が少し引きつっているが」

カズマ「そ、そうですか?(い、言える訳がない、俺となのはさんがその魔法使いなんて…)」

千鶴「?」


俺の曖昧な返事に頭の上に?を浮かべて首をかしげる。


カズマ「あ、それじゃあこの前のノーベル賞の候補ってその研究なんですか?」

千鶴「いいや、今回は違うんだ。まあ、まったく関わっていないわけではないんだが」

カズマ「と言いますと?」

千鶴「私が、今回作ったのは今の科学の随を結集させて作った、杖なんだよ」

カズマ「杖?」

千鶴「そう、魔法使いが使う杖。それを私なりに作ってみたんだよ。これが、その写
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