第三十九話「化け物への一歩」
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やる。
「おいおい……敵ながら、どうしちゃったんだよ?アンタ………」
明らかに普通じゃない。
本当に、目の前にいるのがあの適合者なのかと疑うほど異常だった。
これじゃあまるで………
化け物じゃねぇかよ…………
先程までの余裕が無くなり、一気に警戒心をブランクに向ける。
一瞬でも隙を見せたら、殺される。レオは直感的にそう感じた。
対するブランクは、獣のように唸り、犬歯を剥き出しにしながら威嚇している。
両腕はだらんと垂れているが、指をパキパキと鳴らしている。
「おい、あれ………」
「ブランクさん、だよな?」
「でも……なんか変じゃねぇか?」
レオの相手をしていた兵士達が、口々に呟いた。
「あれは、適合者か!?」
ブランクのあとを追ってきたソレンスが、レオを見つけた。
「いや、今はそれより………」
ソレンスはブランクの方に視線を向ける。
あの状態がいつまで続くんだ?そもそも……………
……………ブランクさんは元に戻れるのか?
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