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第六十九話 終わりに向けて
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やった時は死にかけた・・・」

「随分なじゃじゃ馬だな、おい!」

「まったくだ・・・さて、説明はこれくらいでいいだろう。さっさと天蓋のゲートに行こうぜ」

そういうとソレイユははねを羽ばたかせて天蓋へ向かって上昇していく。後に続く形でシリウスとオシリスも上昇していく。当然それを邪魔しようと騎士達がポップしてくるが現れた直後、体力がそれほど高く設定されていない騎士達はレーヴァテインのダメージによりすぐにポリゴン片となって消えていく。

「・・・・・・」

その光景を何ともいない表情でシリウスは見ていると、やがて天蓋にあるゲートまで到達した。

「んで、どうやって開けんの、これ?」

ゲート付近に到達したにも関わらず、ゲートはうんともすんともにゃんとも言わない。

「あー、これはあれだな・・・システムの権限でロックされてるな」

「・・・やっぱりか」

ペタペタと天蓋をいじりながらウインドウを操作するオシリスの言葉にソレイユははぁ、と額を押さえながらため息をはく。予想通りすぎてあまり頭が痛くなる話だ、と心の中で呟いた。

「・・・頼んだ」

「・・・あいよ」

ここまでくれば是非もなし、オシリスのシステム権限を使って無理矢理こじ開けることにしたソレイユは短い言葉でオシリスにそれを伝えると、こればかりはオシリスも簡単にうなずいた。天蓋を開けるためにウインドウを操作するオシリスは事前に聞いていたこのゲームの開発者である後輩に酷く呆れた。

「・・・よっと。これでいいはずだ。転送されんぞ、お二人さん」

システム権限で開けたゲートが徐々に開いていくと、ソレイユ達は目映い光に包まれゲートの中に吸い込まれていった。



光が収まったので目を開けると、そこは何の飾りもないのっぺりとした空間が視界に飛び込んできた。

「空中都市って話じゃなかったのかよ!?」

「ないぞ、そんなもの!?」

「10点だな、その寸劇」

「満点は?」

「100にきまってるだろ・・・そういえば、さっき開けたゲートはどうする?」

きょろきょろと周りを見渡しながら憤慨したような声で寸劇をするシリウスとソレイユ。その二人の寸劇にオシリスが点数をつけると、思い出したように先ほどの後始末について聞いてきた。

「そう、だな・・・怪しまれんのは避けたい・・・仕方ない、閉めておこう」

「いいのか?」

「ああ・・・さて、これからどうしようか?」

「きまってないのかよ!?」

「ここのマップなんて知らないからな。どうしていいかわからん」

ならなんでここにきた、とウインドウを操作しながら声高らかに叫びたくなったオシリスだが言ったところでたいした意味を持たないと考え、叫ぼうとするのをぐっ
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