暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX2nd・闇の書とトランスコード
第1話 「コード・クラッシュ/CHORD・CRASH」
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「え、君って関西星人?」
「は?」
アキトはふとそう答えた。アキトにとって短気で意味不明な方言を使ってくる関西人を日本人とは受け止められず、どこかの惑星から大阪へ飛来した宇宙人かなんかと決めつけていたのだ。彼曰く、豊臣秀吉は日本へ始めて来た宇宙人でボス。
「何やの、それ?」
そう苦笑いする彼女に、アキトは答える。
「だって関西人でしょ?つまり惑星「カンサイ」から来た異星人で、その代表の豊臣秀吉が日本のどっかに降り立ってそこを大阪っていう宇宙人のエリアにしたんじゃないの?」
そう真顔で言うので、少女はクスクスと堪えながら笑ってしまった。
「え、どうかした?」
その後、ここでは何なので彼女を連れて図書館の庭へと連れて行き、少女から真実を聞いて、アキトは思わず顔を赤くした。
「え、そうなの!?」
「そうやで?もう、あんた超ウケルわ!?」
そう言って彼女は腹を抱えて爆笑した。
「べ、別にいいじゃんよ……知らなかったんだし」
「でも、今どきそんなの小さい子でも知ってるんよ?関西星人ってこれはウケル……!」
「……学校とか行けなかったんだ。勉強なんてわかるはずないだろ?」
「え……?」
笑っていた少女は思わず口を閉じて、アキトへと振り向いた。
「……僕、こう見えて両親が居ないから、義理の兄貴とこれまで二人で暮らしていたんだ。だから学校なんて行くギャラは家には無いよ?」
「ご、ごめん……そうと知らずにウチ……」
すると、少女は聞いてはいけない事を聞いてしまったと悲しくなるが、それを見て慌ててアキトが言う。
「べ、別に気にしてないって!もう慣れっこだし生活だって楽しいからさ?」
「そ、そう?ならええんやけど……」
「そうだ、そういえば君名前は?僕はアキト、九条アキトだよ?」
「ウチは、八神はやて。よろしゅうな?」
そのあと、二人はお喋りに没頭して気がついたときにはすでに夕日が沈みかかっていた。
「今日は話してくれてありがとう!そうだ、今からウチの家でご飯食べにいかへん?」
「え、いいの!?」
アキトははしゃいで喜ぶが、家にはレッドが待っている。彼女と一緒に行きたいけど、レッドに心配はかけられないしどうしよう……
「あら、はやてちゃん。お迎えにあがりましたよ?」
すると、はやての前に金髪の女性が歩み寄り彼女を出迎えに来た。女性はふとアキトの方へ振り向く。
「あら、はやてちゃん?こちらは?」
「あ、この子はアキト。ウチの友達や!アキト?こちらがウチのお手伝いさんのシャマル。とても優しい人なんよ?」
「え、はやての家ってお金持ちなの!?」
お手伝いさんと聞いてアキトは驚くが、はやては苦笑いで否定する。
「ちがうんよ?ウチはごく一般の市民や?ただ、家に居るだけで……」
「へぇ?」
「シャマル?アキトも家に連れ
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