暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX2nd・闇の書とトランスコード
第1話 「コード・クラッシュ/CHORD・CRASH」
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クロノのくだらんボケは今に始まったことではないだろ?」
そうゼロが微笑んで言うと、それにまたクロノが反応する。
「おいゼロ!誰がくだらないって?」
「そのままの意味だが……?」
「な、何を……!?」
「そんなに短気だから模擬選に負けるのだぞ?現に俺が連勝……」
「カァー!何が連勝だよ!?僕だって本気を出せば……」
「タケルに勝ちたいのなら、俺の小技ぐらいまともに避けろ?」
「ムキー!?」
「まぁまぁ?落ち着いて?クロノ君、ゼロも言いすぎだよ?」
フェイトがそう彼らを止め、ゼロはフェイトにやめろと言われたら直ぐに中断した。
「フェイトが言うならいいだろう……」
「全く、最終審判なんだからもっと気を引き締めてくれよ?」
呆れたようにクロノはそう呟く。

場所は戻り、ブリッジへ……

リンディは本部へと連絡を取っていた。モニターには顔馴染みの同僚が出迎え、久しぶりに挨拶を交わす。
「お疲れ様リンディ提督」
「うん、あなたもねレティ?そちらは変り無い?」
「ええ、ドッキングの受け入れとアースラ整備の準備ぐらいはね?」
「え……?」
「……?」
すると、リンディとシグナスは先ほどの表情が代わり、モニターからレティの説明を聞く。
「こっちのほうじゃあ嬉しくない事がおこっているのよ?」
「嬉しくない事?」
「ロストロギアよ?一級捜索指定が掛っている超危険物」
「……!?」
「いくつかの世界でそれが見つかって、担当班は大騒ぎよ?もちろんシグナス司令の世界にもね?」
「私の世界にも?」
「そう、それも運の悪いことに担当班の部隊が、あるイレギュラー集団による奇襲を受けているの」
「イレギュラーが?しかし……」
時空へ行き交う能力はシグマを失った反乱軍には持ち合わせていないはず……なら一体?
「一体どこの敵部隊だ?」
「彼らはイレギュラーハンターと魔導士の天敵「カウンターハンター」と名乗っているわ?」
「……」
カウンターハンター、聞いたこともない組織だとシグナスは表情を曇らせた。
一方、フェイトの部屋では棚の上に飾ってあるなのはの写真を見つめていた。
「なのは……」
この裁判が終わったらまず最初にすることは、彼女と再会することだ。
「不安か?フェイト……」
「ゼロ……?」
彼女の背後にはゼロが立っていた。
「ゼロったら、またノックなしに入ってきて……」
頬を膨らませてそういうフェイトに、ゼロはうっかりやってしまったと小さく詫びた。
「すまん……で、不安なのか?」
「え?」
「裁判のことだ……」
「ううん?はやくなのはに会いたいなって?」
「そうか、俺も久しぶりにタケルと再会を果たしたいものだ……」

12月2日AM2:23鳴海市オフィス街にて

ある町中の一角で、二名の
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