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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
SAOの転生者達
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《コロンデイキルタチヘ》
『身の危険を感じている者達よ、俺は始まりの町、
一番安い宿にいる。
助けが欲しいもの、道を示して欲しいもの。
ゼウスの名の元、集結せよ。
俺は何時までも………待たないかもしれない』
「こんなもんだろ」
「…………あのさ、この最後の文は?」
「フレンドリーだろ?」
「逆に不安になるよ!?訂正を要求する!」
「しゃあねぇな、…………ほらよ」
ユウジは最後の文を訂正し、何時までも待つつもりだ、に書き直し、送信した。
ピロリンッと独特の音がなりメール表示が全プレイヤーに現れる。
side ???
ーーとある一室。
8人のプレイヤーが集まり話をしていた。
各々に独自の容姿を持ち、明らかに目立つ顔立ちである。
「なぁ、ホントにどうすりゃ良いんだよ…」
銀髪の少年が椅子に座り、額を押さえて項垂れる。
「まさかこんな事になるなんて…」
目尻に涙を浮かべ服の裾を握る茶髪だが顔の整った少女が言った。
「逃げ続けるにしたって2年だぞ?無理だろ…」
「そうだな…俺達はそれぞれに目立ちすぎる。
女子はそこまで酷くないはずだが、
俺達は銀髪金髪緑髪だしなぁ…」
こんな事。
茅場明彦における正式チュートリアルで告知された一つの内容。
9人の招かれざる客…まさにこの部屋に集まる(一人足りないが)転生者に他ならないのだ。
「でも、もし教われたら…」
「俺達は全員レベル1…積んでる」
「レベリングすればいいんじゃ…」
「無理だ。
その途中で襲われたんじゃ意味がない。
しかも数ヵ月後にはこの町は軍の本拠地になる。
早いとこ何とかしないと……」
今はまだプレイヤー達はパニックになっていて考えが纏まっていない状態だ。
だが、数日もしない内に落ち着いたプレイヤーから順に強くなろうとするのは必然と言える。
そんなところにGMからの部外者討伐報酬だ。
これがあれば、と誰もが思うことだろう。
「……神様…"ピロリンッ"!?なに!?」
「!俺にも来たぞ?」
「私にも…」
「周知メール?みたいだな……」
「?このゲームに周知メールなんて…」
「いや、イレギュラーも考えられる。
無いとは言い切れない。」
各々に内容の確認。
メールは勿論ユウジが送信した物だ。
「…………どうやら君の願いが叶ったようだぞ?」
「え?」
緑髪の少年が微笑みながら茶髪の少女にメールの一文を指差した。
「まずこの題文。
"コロンデイキタモノタチ"
これは僕達転生者を指している。
ほら、"転"んで、"生"きた、"者"達……
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