Introduction
第六話 学園最強
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に多少は納得したようでちょっとだけ元気が戻ってた。
「そういえば薫子さんの2組はさておき、他のクラスの代表ってどうなってるんでしょうか?」
「やっぱり、各国代表候補生がクラス代表になってるみたいよ。まぁ、うちのクラスは代表候補生がいなかったから何故か私なんだけどね……。他のクラスで一番手ごわそうなのは4組のクラス代表になったイギリス代表候補生サラ・ウェルキンさんかしら」
その後、各クラス代表の話題になった。……というより薫子さんは一応敵である僕らのクラスにこんなに情報提供していいのだろうか。疑問に思って聞いてみると。
「あはは、いいのいいの。私は直接戦闘じゃなくて情報戦が本来のスタイルだから。ガチでやっても勝てる見込みは皆無だから、どうせならこの機会にいろいろ情報収集を、ね。あなた達からもいろいろ教えてもらってるし、ギブアンドテイクよ」
ということらしい。
その後しばらく別の話題で雑談を交わしたあと、部活の話になる。
「そういえば、みんなは部活どうするの? 私はもう新聞部に入部したんだけど」
「あ〜、部活とか面倒ッスね。でも帰宅部とかないんスかね」
「寮生活なのに帰宅部ってどうなのよ……ちなみにどこかしらに入部はほぼ必須みたいよ」
「あ、私と紫音ちゃんとフォルテちゃんは生徒会よ」
ここにきて爆弾発言である。
「え、どういうことですか??」
「どど、どういうことッスか!?」
フォルテさんと言葉が重なるけど当然だよね、というか聞いてない。
「ほら、私がもうすぐ会長になるじゃない? そうしたら邪魔な現役員は全員解雇するの。あとは私が決めた人を任命して新生徒会の完成ね」
全員解雇とかどこの独裁者ですかこの人は。まぁ、会長との決闘で政権交代するような制度ならそういうのもありなのだろうか……。
「それが私たちなんですか?」
「ん〜、正確には私とあと二年生が一人は確定。私たち二人じゃ厳しいからあとは紫音ちゃんに入ってほしいのよね。この三人なら今の生徒会より全然優秀になるわ。あ、フォルテちゃんはマスコットね」
「あ〜、わかってたッスよ。もうどうにでもしてほしいッス」
あ、またフォルテさんがやさぐれモードに。せっかく少し元気戻ってたのに……!
「ということで、紫音ちゃんは副会長よろしくね」
あ〜、僕ももうどうにでもしてください。
昼休みは時間も無かったのでその場で返事はせずにそのまま解散となった。薫子さんが『特ダネだわ!』とか言いながら別れたので生徒会入りはなんかもう既成事実になりそうな気がする。というか楯無さんがああ言い出したってことはもう逃れられない気もするけど、ね。
そして放課後、改めて三人で話をすることになった。
「まぁ、
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