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鉄槌と清風
17部分:16:リヒトヴェッテル・ベシュテンバーグ
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いものはリトと呼んでくれた』

 『この魔法は、ゼピュロスに記憶されている、そしてゼピュロスの起動には制限があった、いま此処で記憶を見てるならそれをクリアしたのだろう』

 『だから頼む、我が子孫よ…夜天の書を、守護騎士を、救ってやってくれ…書の力は消えるが記憶は残せる、せめて彼らに救いを』

 『そのための魔法を、知識を、受け取ってくれ』

 『清風の騎士の名と共に…我が友鉄槌の騎士を、その仲間守護騎士を、夜天の守護者に…どうか救いを』

 その言葉とともに、良彦の中に知識が溢れる、リトが使った魔法や体術、古代ベルカの幾つかの知識。
 そんな中で良彦は微笑む…全く知らない連中じゃない、寧ろ友人、友人を助ける為の知識なら喜んで受け取ろうと。
 知識は知識、実際に体術や魔法に反映させるには実践が必要だが、あるとないとじゃ大違いだ、『凪』だって、理想にちかづける、いやこのリトを追い越してみせる。

 「先人を越えるのは、後を行く者の勤めって、爺さんも父さんもいってたし、な」

 そんな呟きと共に、夢は終わり、夢の無い眠りへと落ちる、記憶を整理し、体を回復させるための眠りへと……。
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と言うわけで、記憶継承とリインフォースの救済フラグになります…実際何処まで救えるかはこの後次第で。

次回は目覚めてからのお話ですね、多分なのは、フェイトはでてきます。

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