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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos7八神家の日常〜Working〜
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ないと自負している。迎撃するために身構えようとしたところで、「いいですかぁ? あなたのこと、警察に連絡しますよ?」と勧誘してきた青年がそう言ってきた。

「何を馬鹿な。このような始めから女の体目当てで連れ込んだ貴様たちの方が捕まるだろうに」

「言っていませんでしたっけシグナムさん? あなた、在留カードを持っていないんですよね? 僕らのことはまだギリギリ誤魔化せますけど、外国人のあなたは誤魔化せない。調べられれば、不法滞在者として捕まるのはあなたの方だ」

このまま連中を打ち倒し逃げたとしても、今まで撮られた写真を警察に届けられれば私の面が割れる。なれば写真も一緒に処分するか? この世界での機械の扱い方は今なお苦労するが、カメラとやらを全て破壊すればその問題も消えるだろうが・・・。この連中の記憶だけはどうしようもない。

「それと、コレ見えます?」

1人の青年がカメラのモニター部分を見せてきた。映っているのは「貴様・・・!」私が更衣室で着替えている場面だった。盗撮されていたということだ。

「大人しく俺たちの言うことを聴けば、警察には黙っていますし、この映像も俺たちだけで使うようにします。が、抵抗すればこの映像をインターネットに投稿し、全世界の変態どもにシグナムさんの着替え動画を見られることになります」

「くっ・・・(手詰まりなのか・・・?)」

自分の仕出かした失敗にはうんざりする。もう少し疑っていればこんな馬鹿な事態に陥ることはなかった。数人の青年が一斉に私の振袖に手を伸ばしてきたのを抵抗しようとするも、主はやてへの迷惑と言う罪悪感が私の動きを制してくる。下種どもに辱められる嫌悪感と、迷惑を掛けると言う罪悪感が秤にかけられる。私は主がための騎士だ。自身より主を取るのが・・・務めだ。

「・・・・はぁ。良いだろう」

構えを解いて棒立ちになる。それを見た連中の顔がさらに厭らしくなった。不快感が凄まじい。動画を撮るためにカメラを持った数人、私の相手をする数人が歩み寄ってくる。

「これも未熟だった私への罰か・・・」

目を閉じ俯いたその時、『目を閉じろ、シグナム!』頭の中に響き渡った声。何を返す前に閉じたままの目をさらに強く瞑る。と、ガラッと窓が勢いよく開いた音の後、ボフッと妙な音が聞こえた。遅れて「なんだこれ!?」「火事か!?」「違ぇ! 煙幕だ!」「んなマンガみたいな!」驚きの声が聞こえ、そしてゲホゲホと激しく咽せている。

『まったく。八神家の次女は何をやらかしているんだか』

『・・・ルシリオン・・・』

『迎えに来たよ。ま、その前にこの連中をどうにかしないとな。待っていてくれ』

『ルシリオン!』

名を呼ぶが返事は無かった。晴れない煙幕の中、「我が手に携えしは確かなる幻想」とい
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