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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos7八神家の日常〜Working〜
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、2人は笑顔を交わし合った。

「はやてちゃん。お隣に回覧板を渡しにって行って来ますね〜」

「はやてー! じいちゃん家行ってくる〜!」

それから洗濯物を干し終えたシャマルは回覧板を回しに隣家へと出掛け、ヴィータは週三度の老人会のゲートボールの試合へとザフィーラを連れて出掛けて行った。主はやてとルシリオンは毎日の習慣である勉強会を行っている。そして私はひとりリビングのソファに座ってテレビを観ているのだが・・・・。

(なんだ、この胸に湧き起こる嫌な気持ちは・・・)

判っている。シャマルは近所の婦人方と仲を良くしており、ヴィータは老人方と仲を良くしており、ザフィーラは子供たちの人気者。そう。私だけがこの世界の住民たちと輪を作っていないのだ。それだけではない。シャマルは家事能力で主はやてを助け、ヴィータとザフィーラは言ってはなんだが愛玩として役に立っている。しかし私は・・・。

『――えー、このように就職も進学もせず職業訓練も受けない、ニートと呼ばれる若者が増えています』

キャスターが読み上げたニュースに反応してしまう。ニート。働かない若者。ニュースでは15歳から34歳と出ている。私は実年齢では約数百歳(詳しい年齢など記録に残っていない)だが、外見年齢は19歳で固定されている。
私や主はやて、家族がどうとは思わずとも周囲に居る人たちにとって私は・・・「ニート、なのではないか・・・?」口に出すと自身への嫌悪感に襲われた。ソファより立ち上り床にガックリと両膝をつき、四つん這いになってしまう。

「いかん。このままではいかんぞ。守護騎士ヴォルケンリッターが将、剣の騎士シグナム。守護騎士を貫き通す以前に駄目騎士となってしまう」

働きもせず、家事手伝いもシャマル任せ、勉学ではルシリオンが圧倒的に優れている。護衛と言いながらこの世界は危険なことは無いゆえにしていないと同義。ニート騎士。胸を抉られるような苦痛に満ちた響きだ。

「休憩休憩ぇ〜っと♪・・・・おわっ!? どうしたシグナム!」

「んー? どないしたんルシル君?・・・って、シグナム!?」

「ルシリオン。・・・主はやて。私は・・・・」

主はやての部屋より出て来た2人の声が私の背中に掛けられた。顔を上げると2人が心配げに私を見ていた。そして私たちはソファへと座り、「で? 一体どうしたんだ?」とルシリオンに訊かれ、改めて私が四つん這いで気落ちしていた事について話すこととなった。

「私は知った。これではニートではないか、と」

「「・・・・はい?」」

今しがたテレビで放映されていたニュースの事を話す。ニート。働きもせず学校へ通うこともなく、家でゴロゴロしている駄目人間。今の私はそれに近しい者であると。

「そんなん気にせんでええよ、シグナ
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