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銀河英雄伝説〜門閥貴族・・・だが貧乏!
第18話 何でこうなった!??
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スクから映像を見せてくれたが、その子、ラミディアの特異性を見た瞬間、この子こそ天賦の才を持っていると感じたのだ。その後はリヒテンラーデ侯、父上と共に3人で動いてきた。結果紆余曲折はあったが、皇太子殿下に見初められて皇太子妃として求められている。

そして今日、ラミディアを我がブラウンシュヴァイク公爵家へと迎え入れる日と成った。此ほど嬉しい事はない。妻も娘も既に話してあるので、後は一族郎党に発表するだけとだ。無論だがラミディアには話していないが、それもサプライズで良いであろうと、アンスバッハ達の提案だが、此は恐らくフェルナーの考えであろう。さあ壇上へ上がるとするか。



帝国暦482年10月1日

■オーディン ブラウンシュヴァイク邸

それぞれの思いが交差する中、オットー・フォン・ブラウンシュヴァイクが壇上に立った。
「皆、暫し儂の話を聞いて貰いたい」
その言葉に談笑していた人々が一斉に壇上のブラウンシュヴァイク公爵を見る。

「今宵は、皆が集まってくれて嬉しく思う。さて今宵の宴の趣旨を教えなんだが、今より話す事を良く聞いて貰いたい」
皆が皆、何が起こるのかと想像しながら話を待つ。

「我が家に新しき家族が増えることと成った」
その言葉にアマーリエ夫人が妊娠したものだと考えた者達が“おおっ”などの歓声を上げ、口々に公爵や夫人にお祝いを言おうとし始めるが、その動きは公爵の一言で止まった。

「儂に妹がいる事が判ったのだ」
妹という言葉に驚く出席者達、一部のものは“前公爵もお盛んな事だ”とヒソヒソ話をしたりしている。
「公爵、妹御と言いますと、エーリッヒ様のお子様ですか?」

アンスバッハが仕込み通りに質問をしてくる。
「そうだ、父上の三女と言う事に成る」
「おお、それはおめでとう御座います。してその御方は?」

「うむ、その子は、ラミディア・フォン・ファーレンハイトと今は名乗っているが、間違いなき我が妹だ」

「えーーーーー!!」と言う。ラミディアの声が館に響いていた。

そして、「やばいー!!!」と慌てるフレーゲル男爵の姿も見られた。
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