初めてのフリーライフ
第8話
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「木場!?お前、どこから」
「説明は後だ。ってフリード・セルゼン?」
兵藤君を殺そうとしていたのは教会時代に気が合うエクソシストだったフリード・セルゼンだった。
「おやおや、なつかしい顔だと思ったら鍛冶屋さんじゃないですか?教会から追われた噂に聞いたことが聞いた事がありましたけど、中々お元気そうで」
「そっちこそ、未だに一人で悪魔狩りをしてると思っていましたが、今は堕天使達と仲良く狩りですか?」
「さすがに一人じゃ化け物を皆殺しにするなんて出来ないなんてことは理解してるんですよね。だから手始めに悪魔共からと考えてたんですけど、アンタはどっちよ?」
「教会一の変わり者は伊達ではないですからね。悪魔になった今でも、おっと、今は人間の身体でしたっけ。これでよし」
「うほっ、今の今まで人間の気配だったのに悪魔だなんて、しかも十字架まで身につけるだなんて変わり者もここまで来れば俺っち尊敬しちゃう!!」
巫山戯た会話をしながらも互いに斬り合うのは止めずに部屋を荒らし続けて行く。
「兵藤君、君は部室に帰るんだ。行きたい場所をイメージしながらその剣を振れば飛べるから」
持っていた魔剣を兵藤君に投げ渡し、聖剣の力を抑える魔剣を作って斬り結ぶ。
「アーシア・アルジェントさんを連れて行くのも忘れないで!!堕天使は彼女の神器を狙っている。神器を抜かれた人間は死んでしまう」
「おっとぅ、そこまで知られてるんだったら余計に逃がすわけにはいかないさ〜!!」
フリードが光弾を撃ち出す銃を取り出して兵藤君に向けるのと同時にその射線状に大剣を並べて盾にする。
「早く行くんだ!!守りながらじゃ限界が来る!!」
十字架を外せば余裕ができるんだけど、外さなくても余裕でフリード位なら殺せるんだけど、兵藤君達の前だとね。ちょっとショッキングな場面は早い気がする。フリードクラスの中途半端な強さの奴を無力化するのは難しいんですよね。もう少し強いか弱いかはっきりしてくれれば良いのに。
「すまん、木場。アーシア、こっちだ」
「ですが」
「早く行くんだ。他の堕天使が近づいて来ている。僕なら大丈夫だ」
「すぐに部長達を連れて来るから」
そう言って兵藤君達が離れると同時に堕天使達がやってくる。ちょうど良い。フリードをやって来た堕天使達に投げ飛ばし、新たに作り出した転移系の魔剣で纏めて教会に飛ばす。
「ルゥ!!」
「いえす、ますたー」
僕の呼びかけにルゥが転移で姿を現す。
「マギウススタイルだ」
「りょうかい」
アル・アジフの様にルゥを構成する頁が僕に纏わり付いてマギウススタイルに変身する。ルゥは手のひらに乗る位の小ささに変化して僕の頭の上に乗る。
「行
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