暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
初めてのフリーライフ
第8話
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7個分は神器のコストだ。おそらく神滅具。未熟な王の元に未熟で強力な武器を持った兵士が仕えることになった。不安だ。果てしなく不安だ。兵藤君の人となりは分かっている。性欲が全面的に出ているが、根は善人だ。だから暴走する様なことは無いだろう。だけど問題は部長の方だ。身内に甘すぎる。人としても王としても悪魔としても甘すぎる。未熟すぎる。

状況を本当に理解出来ているのだろうか?これは堕天使側からの挑発の一つだ。こちらの器を調べようとしている。ソーナ様はグレモリー家の領地ということで表立って動けないが何が起きても対応出来る様に動かれている。それに対して部長は眷属の力の把握すら行っていない。僕の力が何処までの物なのか、ルゥがどれだけ危険な存在なのか、眷属ではないがヴァレリーさんがどれだけ重要な存在なのかを理解していない。この程度がグレモリー家の次期当主ですか。正直言ってがっかりです。





兵藤君がオカルト研究部に入部してしばらく経ちました。部長達は兵藤君が持っていた神器を『龍の手』だと勘違いしていますが、あれは覚醒していないだけで『赤龍帝の篭手』で間違いないでしょう

。彼はこれから大きな戦いに巻き込まれて行くでしょうね。多少なら手を貸しても良いでしょう。それ以上に力が必要なら対価を貰いますけどね。だから魔力が足りなくて転移出来なかった彼に魔剣をあげた分は今度ジュースかなにかでも奢ってもらうことにしましょう。子供でも使える魔法陣が使えないなんていう希少性を見せて貰ったお礼ですよ。込めてある魔力が切れるまでは魔剣から魔力を使う様にしてありますから。





兵藤君からアーシア・アルジェントがこの街に来ているの聞かされた。あの聖女が何故この街にいるのだろう?部長は兵藤君に教会に近づかない様にとしか言っていないが、僕としてはそちらの方が気になる。最初は同名の別人だと思ったが、聖母の微笑を持っている以上同一人物だろう。何か嫌な予感がする。接触するべきだろう。部活を早めに切り上げて肉体を人間に変化させてから教会に向かう。隠蔽系の魔剣を使って侵入し、堕天使が何を企んでいるのかを調査した。

そして堕天使の目的がアーシア・アルジェントの聖母の微笑だということが判明した。神器を奪われるということは死を意味する。彼女はそれを知っているのだろうか。

教会から離れて彼女を探索系の魔剣を使って探し出し、急行する。すぐ近くにはぐれエクソシストの気配もするし、兵藤君の気配もある。これはよくはぐれエクソシストがやる釣りだと判断して転移系の魔剣でそこまで飛ぶ。転移した先では兵藤君が昔僕の作った聖剣によって今にも斬られようとしていた。転移系の剣の力を応用して聖剣と兵藤君の間に亜空間を作り出してなんとか殺されるのを防ぐ。

「大丈夫かい、兵藤君!!」

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