初めてのフリーライフ
第8話
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街に堕天使が入った様ですね。こちらにちょっかいをかけて来ないなら放置で良いでしょう。中級が一人に下級が三人ですし、大したことは無いでしょう。僕が昔作った聖剣を持っている様ですが最初期の実験用の物ですから効果もそこまで強力な物ではありませんしね。戦闘になれば壊れた幻想で一撃ですし。まあまともに喰らうとサーゼクス様達でも致命傷、部長なら即死クラスの聖剣なんですけどね。白音さん達に注意する様にだけ言っておきましょう。
「ルゥも気をつけるんですよ。はい、今日のお弁当です。知らない人に付いて行ったりしたら駄目ですよ、それから危ないと思ったらアトラック・ナチャで拘束して逃げるんですよ」
「うん、わかってるよますたー。いってきま〜す」
「はい、いってらっしゃい」
遊びに出かけるルゥを見送り教会の掃除をする道具の準備をします。一応この街にも教会はあるんですよ。グレモリー家の領地になる前まではちゃんと神父様も派遣されていたのが。現在は悪魔の領地なので廃教会になっていますが、月に一度僕が掃除と整備をしているのでいつでも使用可能な状態になっています。使用する機会なんて無いですけどね。それでも聖職者として朽ちていく教会を黙って見過ごせなかったのです。もちろん、廃教会とは言え悪魔がその領域に入ることはまずいので肉体変化の魔剣を作って人間の身体に戻ってから掃除を行っています。屁理屈かもしれませんがこれで問題はありません。悪魔の領地に住む人間の信者が勝手に掃除をしているだけですから。
ということでいつも通り夕方まで掃除や整備を終えて家に帰ろうとした所で堕天使の気配が近づいてきます。この教会を拠点にするつもりなのでしょう。別に構いませんけどね。誰かが住んでいないと建物って痛み易いですから。
接触はして来ない様なので無視して翌日遠距離から確認した所、結構な人数のはぐれエクソシストを呼び集めていました。あれ位派手に動いていれば部長達も気づいているでしょう。
前言撤回、ソーナ・シトリー様は気づいておられましたが、部長は気づいていませんでした。ソーナ様に鞍替えした方が良さそうな気がしてきました。戦車と僧侶と騎士が一つずつ余ってませんかね?このまま部長についていくのが不安になってきます。眷属として出来る限りのフォローはしますけど、心中は勘弁です。僕の目的は長生きすることですから。
そんなことを考えていたらとうとう犠牲者が出てしまった。変態三人組の一人、兵藤一誠君が。彼は神器を持っていたので、それが原因で殺されたのでしょう。部長はそんな兵藤君を悪魔の駒を使って転生させました。兵士を8個。それが兵藤君に使われた駒の数。
一言で言うならありえない。彼単体で言えば兵士一つで十分だ。ならば残りの
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