第九話 チェスゲームですか戦闘ですか
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、骨組みがバキバキになるだろう。だが、この傘は、時間と空間の境界により、擬似的ではあるが、修得した『永遠と須臾を操る程度の能力』で永遠化させている。つまりは絶対に壊れない傘だ。もっとも、無機物しか永遠化出来ないがな。
「「「ウソォ!!」」」
ミラ、双子の片割れ、一誠が同時に驚く。まあ、分からんでもないが。そんなやり取りをしている間に、
『Boost!!』
三回目の倍加。八倍の強さ。
「いくぜ!俺の神器くん!」
『Explosion(エクスプロージョン)!!』
一定時間倍加したままの状態で戦える。例えるならス○ルド○イブだ。
「まずは君たち!」
俺が受け止めて後ろに下がらせた双子の片割れに向かって走り出す一誠。かなり速い。相手のチェーンソーが当たる前に拳が入る。ぶっ飛ぶ双子A。
「この!よくもお姉ちゃんを!」
あ?お前動けたのか。チェーンソーを一誠に向けるが、
「寝てなさい」
傘でチェーンソーの腹を突き、適当な場所に吹っ飛ばす。近づくと邪魔だからスキマ経由で。そこに一誠の裏拳が決まる。双子Bも床に倒れこむ。
「はっ!」
ミラが俺に向かって棍を突いてくる。学習しないな。スキマを棍の延長上に展開する。出口はミラ改め童顔の腹。
「げふっ!」
自分の突きを喰らった気分はいかが?そうして怯んでいる童顔を一誠が突き飛ばす。悲鳴をあげる余裕も無いらしい。
チャイナドレス改め、中国モドキも子猫にやられている。やっぱ弱いな。
「もう!こんな男に負けたらライザー様に怒られちゃうわ!」
「絶対にバラバラにしてやる!」
「もう油断はしません!」
最後の台詞は童顔のだ。お前なぁ、
「相手の力量ぐらい計りなさい」
スキマに入りっぱなしの棍を、スキマを解除して概念的に切断する。これがスキマ切断のカラクリ。
恐れている兵士ども。そこに変態の一撃が加わる!
スキマを開いてタオルケット用意。
「くらえ!俺の新必殺技!『洋服崩壊』ッ!」
指パッチンの音と共に、服が弾け飛ぶ。やっちゃったよ。しかも今だから言うが、コイツ俺の服にも魔力流し込んでいやがった。俺も剥くつもりだったのか。そんなもん解除したが。
「イ、イヤァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
「アハハハハハ!どうだ見たか!これが俺の技だ!その名も『洋服崩壊』!俺は脳内で女の子の服を消し飛ばすイメージを延々と、延々と妄想し続けたんだよ!魔力の才能を、すべて女の子を裸にするためだけに使った!」
ダメだコイツ、速くなんとかしないと。
「最低!女の敵!」
「ケダモノ!性欲の権化!」
キーキーキーキーうるせえ
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