幽霊少女、萍水相逢。
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…みんな上手に踊れるのに、ボクだけいっつも転んじゃってたし…』
私はこの時、彼の言葉が過去形であることに気づきました。
『そうなんだ。たいへんだな。ところであたしは幽霊だけど、それは置いといて質問があるんだ』
『やっぱり…そうなんですか…本物は初めて見ま、した…。あの、質問…ですか?』
『うん。どうでもいいけど、あたしも妖かしを見たのは初めてだよ、お互い様だね。
それで、質問だけど。あんたの言葉はさっき、過去形だった。つまり、あんたの言う「みんな」は
もういないか、あんたが離れたかのどっちかってことになるけど、そこんとこどうなの?』
あのときの私はかなり直球でしたが、彼は律儀に、怯えながら離してくれました。
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