第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第六章 《圏内事件》
第42話 情報交換
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リトなりの俺たちに対する優しさだと俺は思った。
「……ありがとな」
「ありがとうございます。キリトさん」
シリカもキリトの優しさだと受け取ったらしく、一緒にお礼を言う。
「……何に対してのお礼だよ」
「色々だよ。い・ろ・い・ろ」
「そうかい。――なら今度なにか奢ってくれよ。店は俺が紹介するから。なんなら、こいつの見張りを代わってくれるだけでもいいぞ」
「奢るのに関しては良いけど、今はシリカの弁当で我慢しろ。店はあとでメッセージで情報送ってくれ。試しに一回食いに行く。……見張りに対しては『ふざけるな』と返しておくよ」
「ごめんなさい、キリトさん。これからあたしたち用事があるんです。……それに、アスナさんにあまり顔を合わせたくないので……」
シリカが俺の『ふざけるな』と言った事に、すかさずフォローを入れる。
ここまで俺の言いたかったことが分かってしまうとは……さすがだ。
「そうなのか」
「はい。――シュウさん、そろそろ……」
シリカが俺の名前を呼びながら顔を見てくる。その意味をすぐに俺は、
「ああ。じゃあ、そろそろ行くよ」
「おう。じゃあなシュウ、シリカ」
「またナー」
シリカに頷き返してから立ち上がり、二人に別れを言った。
そのあと、シリカが二人にお礼を言い、二人に「お弁当美味しかった。ありがとう」などのお礼を言われながら、その場所から離れた。
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