暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep3いざ海鳴市へ〜Mission start〜
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、海鳴市の近辺だったということもある。

(海鳴市に魔導師が居るということになるんだよな。一体どんな魔導師なのだろうか)

だからすぐにでも現場へ駆けつけられるようにするため、ここへ引っ越してきたというわけだ。いやはや、まさかこんな形でこの街に住むことになるとは。何が起こるか判らないな。
フェイトや俺たちが引っ越してきたということで、今のなのはのテンションがものすごく高い。フェイトも高く、あのシャルでさえも付いていけていない。俺にも付いていけそうにないから、少し離れてクロノの手伝い(主に力仕事)をしている。

「「こんにちはー!」」

そんな中、玄関に現れたのはなのは達の友達である、アリサ・バニングスと月村すずかの2人だ。玄関から俺を見て「あ」と2人揃って口を開けてしまっている。まずはこちらから挨拶をしようか。

「こんにちは。直接会うのは温泉以来だな」

「う、うん。えっと、ルシリオン君、だよね。えっと、久しぶりって言うのかな?」

「そうでしょ? 会ったことがあるんだから。久しぶり、ルシリオン」

反応が対照的な2人だ。ビデオメールを見てなんとなくそう思っていたが、ここに来て確信。

「久しぶりアリサ、すずか。ビデオメールでも言ったとおりルシルで構わないよ」

「えっと、ルシル・・・君」

「そう? じゃあルシルね」

本当に対照的だ、豪快なアリサに慎み深いすずか。そういえばシエルとカノンもこんな感じだったな。さて、彼女たちはなのはとフェイトとシャルに会いに来たのだろうから、待たせるのも悪いと思い、「今なのは達を呼んでくるから少し待っていてくれ」と告げ、シャル達を呼びに行くことにした。

†††Sideルシリオン⇒なのは†††

私たちは今、お父さんとお母さんのお店・翠屋でお茶をしている。リンディさんはお父さん達に引越しの挨拶をしに行っていて、ルシル君はクロノ君たちと話があるからと言ってマンションに残っちゃった。一緒に来れば良かったのに。そうしたらお父さんやお母さん達に紹介できたのに。それに、アリサちゃんとすずかちゃん達と一緒に、ルシル君とお話もしたかったし。

「まぁ、ここまでの女の子に囲まれると、ルシルまで女の子に見られることになるからね。それがイヤだから残ったんだと思うよ」

シャルちゃんがルシル君の残った理由を推測で話す。ルシル君が女の子に? そんなわけが・・・あ〜見える。

「ルシルの後ろ姿を見たら誰だって女の子だと思うわよ。前から直接見ても女の子に見えるんだから」

「アリサちゃん、それはルシル君に失礼だよ」

「すずかはそう思わないの? だってルシルって家事も出来るんでしょ? 生まれてくる性別を絶対間違ってるわよ。ねぇねぇ、女の子の服を着せたら似合うと思うんだけど
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