デュエルペット☆ピース! 第4話「SIN」(中編)
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出す。
闇アズ
『お母さんも、極限の状態で、娘を守ることだけが生きがいでした。お酒に狂って豹変した旦那様――――哀れな奥方は娘に狂って、自分の不幸を忘れようとして、「アズ」が生まれたのです……』
アズ
「っ……わたしは……《マジシャンズ・サークル》発動! 魔法使い族の攻撃宣言時に、お互いのプレイヤーはデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族を攻撃表示で呼び出せる!」
ACTIVATE!
通常罠《マジシャンズ・サークル》:互いに特殊召喚
SPECIAL SUMMON!
《憑依装着―ライナ》ATK:1850・☆4(アズサ)
《憑依装着―ダルク》ATK:1850・☆4(闇アズサ)
光を修めた少女魔導師と、闇を修めた少年魔導師が、互いのフィールドに降り立ち、向かいあう。いずれも使い魔の力をその身に宿し、ほとばしる魔力が暴風を巻き起こす。攻撃態勢に入っている魔剣士は、その勢いを削ぐことなく、新たに現れた少女魔導師に狙いを変更し、突進した。
闇アズ
『お母さんの愛を信じて、あなたは暴力に耐えた。ううん、耐える必要はなかったですよね? あれは暴力じゃない―――罰だったのですから』
アズ
「わたしは……! わたしは! 速攻魔法《突進》を発動! ライナの攻撃力をアップ!」
ACTIVATE!
速攻魔法《突進》:ATK700アップ
《憑依装着―ライナ》ATK:1850→2550(+700)
ATTACK!
《デュエルナイト・セイバー》ATK:2500 ⇒ 《憑依装着―ライナ》ATK:2550
光の少女魔導師の力が、ほんのわずかながら、魔剣士を凌駕する。少女が掲げた美麗な杖の先端、魔鏡から光がはなたれ、放出された魔力が魔剣士を破壊しにかかる―――が、魔剣士は冷静にORUを変化させて防壁を張り、踏みとどまった。
《デュエルナイト・セイバー》ORU×3→2
・闇アズ LP:4000→3950(−50)
闇アズ
『あなたはお父さんを憎まなかった。だって、悪いのは、手を上げるお父さんじゃなかったからです。悪いのは、お父さんを止めることも、怒らせないようにいい子でいることもできず、庇ってくれるお母さんに全て押しつけて、震えているだけの、誰かさん―――』
その言葉に、アズが絶句し、左手から手札がこぼれ落ちる。心の痛みがにじみ出ているもう一人の自分の表情に、闇アズサは満足そうに笑みを浮かべた。
・闇アズサ(手札4 LP:3950)
《デュエルナイト・セイバー》ATK:2500・★4・ORU×2
《憑依装着―ダルク》ATK:1850・☆4
・アズサ(手札3 LP:4000)
《憑依装着―ライナ》ATK:1850・☆4
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