暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
浮島〜
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亮〜

「はっくしょん!」

「風邪ですか?気を付けてくださいよ、リョウ兄さん」

「風邪・・・かなぁ?」

「リョウ、風邪なの?」

「んー・・・誰か噂でもしたんじゃないかな〜?」

「顔色は悪くないから、そうかもしれないわね」

「体調管理も騎士の必須科目だからな」

「ああ、本当に大丈夫か?リョウ」

「平気平気。アス兄は心配性だなあ・・・(誰が噂したんだか・・・)」













咲〜


・・・ある程度進んだ時、声が聞こえてきた。

「誰かいるわ」

「その声は・・・!」

アニスが駆け出す。

「・・・アニス!」

アリエッタだ。隣に座っていたライガが戦闘態勢に入る。

「ここはアリエッタの大切な場所!アニスなんかが来ていい場所じゃないんだから!」

「フェレス島が大切な場所だって?どういうことだ」

「ここは・・・アリエッタが生まれた街だから。アリエッタの家族は、みんな洪水で死んじゃって、アリエッタのことはライガママ達が助けてくれた。サキがいなくなって、寂しかったけど、ある日ヴァン総長がきてアリエッタを仲間にしてくれたの。沈みかけてたフェレス島を浮き上がらせて、アリエッタのための船にしてくれた」

「・・・」

「ヴァン総長も六神将のみんなも、ここを基地にするって何度も遊びに来てくれた」

「兄さん達はここを本拠地にしていたのね」

「それならフォミクリー施設もありそうですね」

「レプリカの機械ならあるよ」

アリエッタはそう言った。

「だってヴァン総長が、アリエッタの街を復活させてくれるって約束してくれたもん」

「・・・アリエッタ、お前の親は死んでるんだ。レプリカじゃ単なるまやかしだ」

「なんでそんなこというの!そこにいるルークだってアッシュの代わりじゃない!」

俺の言葉にアリエッタが反論する。

「イオン様もアリエッタのことわかってくれた。ヴァン総長に協力してた!イオン様が変わっちゃったのは、アリエッタの代わりにアニスが導師守護役になったから!」

俺はそれに真実を口にしようとした。

「それは違う!お前はヴァンに騙されてるんだ!イオンは・・・お前が慕っていた本当のイオンは・・・」

「サキ!黙ってて!」

「アニス・・・!?」

「なのにアニスはイオン様を裏切った!」

「何?ここで決闘するって言うの?」

「場所は立会人のラルゴが決めてくれる。ラルゴからアニスに連絡が行く」

アニスはライガに乗り込む。

「アリエッタはイオン様とヴァン総長のために戦ってた。だけどもうイオン様はいない。仇を取
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