暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
浮島〜
[1/6]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
ナタリアに嘘をついてアスターさんのいるケセドニアに到着したのだが・・・

「あちらに人だかりがありますわ!行ってみましょう!」

ナタリアが走っていく。

「この隙に話を聞きにいったらナタリア怒るだろうな・・・」

「・・・ルーク、待って!何か様子が変よ」

人だかりの中心から声が聞こえる。

「さあ、預言を求める者はボクと共に来い。そこで預言を与えよう!」

「・・・嘘から出た真ってか」

「行ってみるか」

俺と知也もナタリアに着いていく。

「待ちなさい!ローレライ教団は預言の詠み上げを中断しています!その預言士は偽物です!」

アニスが言うが・・・

「これ心外だね、アニス。これから預言を詠むのはローレライ教団の預言士じゃない。・・・モース“様”が導師となって新たに拓かれた、新生ローレライ教団の預言士だよ」

そこにいたのは・・・

「イオン様・・・じゃない。アンタは・・・まさか・・・」

「シンク・・・やはり生きていたのか!?」

「やれやれ。これで六神将は全員生存確定ですか」

「・・・となると、ヴァンさんが生きてるのも事実ですね」

「そこまでわかっているなら真剣にローレライの宝珠を探した方がいいんじゃない?」

「お前らも見つけてないんだろ?」

黒羽の言葉にシンクは鼻で笑う。

「見つからない分にはこっちに有利だからね」

「相変わらずふてぶてしい!」

アニスがシンクを見据える。

「・・・シンク。新生ローレライ教団って、何?モースが導師って、どういうこと」


「モースはアンタに話してなかったのかい?裏切り者さん」

「・・・私は好きでモースの言いなりになってた訳じゃない!」

「安心しなよ。こっちも好きでモースを担いでいる訳じゃないさ。・・・さあ、邪魔が入ってしまったが、預言を望む者はついてこい」

その言葉に街の人が着いていく。

「待ちなさい!」

「俺達は預言が知りたいんだ!」

「そうだそうだ!」

「だけど・・・」

「アニス。ここは見逃して下さい。あなたならわかってくれますね」

「っ!・・・イ・・・オン・・・様」

シンクは卑劣にもイオンの真似をする。

「あははは!ボクと戦うってことはイオンと戦うことさ。忘れないでよね!」


「貴様・・・!」

「咲、ここには一般人が多すぎる」

「く・・・」

そのままシンクは去っていく。

「あいつ!酷いことを・・・」

ルークも怒りを露にしていた。

「アニス。気にしては駄目よ。シンクとイオンは違いますわ」

「そうさ。ルークとアッシュが違うようにね」

「・・・う、うん。大丈夫!全然気にしてない
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ