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SDガンダムGジェネレーション・オーバーワールド サイドストーリー
クリスマスイブ
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也はポケットの中から綺麗に包装された包みを取り出して結衣に差し出す。

「頑張っている結衣にクリスマスプレゼント。」
「わあ!開けてもいい?」

和也の了承を受けて包みを破り箱を外した。箱の中身は雪の結晶の形をしたペンダントであった。

「・・・」
「あれ?気に入らなかったか?」
「ううん!凄く可愛い!お兄ちゃんにしてはいいセンスじゃん!」

結衣の顔が笑顔になって喜んでいく。そして、直ぐにペンダントをつけて和也に感想を求めた。

「よく似合ってるよ。」
「ありがとう!お兄ちゃん!これ、大切にするね!」

和也は、喜ぶ妹を見て安心した。帰る直前に同僚や上司の女性に色々聞いた甲斐があった。

「じゃあ、私からのクリスマスプレゼントは私のファーストライブの特等席の最優先件を与えます!」
「おいおい。ライブ所かデビューすらしてないじゃなんか。」
「こらからするんだもん!それに、未来のトップアイドルの初ライブの特等席だよ。将来絶対に自慢できることだよ!」

どこからその自身が出てくるのか分からないが結衣の顔は本気の顔をしていた。和也は、楽しいのか面白いかは分からないが微笑んだ。

「それじゃ、楽しみにしてるよ。」
「約束だからね!私のファーストライブは絶対に見に来てね!」
「ああ。約束だ。」






「(そう言えば、あの時から随分時間が過ぎたな。ファーストライブ行けなかったな。約束、破ってしまったな。)」
「和也さん?」

昔の事を思い出していたので美穂が近付いていた事に気付かなかった。

「どうしたんですか?気分でも悪いんですか?」
「ああ。違うよ。少し昔を思い出してたんだ。」

心配してくれている美穂を安心させるように微笑み立ち上がる。

「それじゃ、何か食べ物でも取りに行くか。美穂も来るか?」
「は、はい!」
「それじゃあ、本田未央歌います!聞いてください。ミツボシ☆☆★!」

未央が歌い出していく中、和也はパーティーの中に入っていった。今、この瞬間を楽しむために。そして、帰ったときに妹への土産話を増やすために。
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