暁 〜小説投稿サイト〜
R-TYPE TACTICS 2 提督の裁量
テスト部
テスト章
対バイド戦 ゲヘアベルト
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き
癖強い波動砲でね。
偵察機に搭載してある電探レーダーの出力ラインと波動砲の力場ベクトルをシンクロさせて砲撃対象の情報を構成する元素単位まで緻密に分析するものらしいんだ。

「さしずめ索敵波動砲ってワケだ。」

勘がいいねフォルネウス。
まあそういったところだろう。機動面でも通常のR-E1(ミッドナイト・アイ)より大幅に強化してあるらしい。一見すると最強の偵察機に見えるが注意すべき点がいくつかあるらしい。

一つは電探レーダー出力ラインと波動砲の力場をムリヤリ接続しているために
索敵波動砲の威力と接続電探の出力が不安定なんだそうだ。
場合によってはまったく情報が得られないが敵に大ダメージを与えられたり、その逆もあるそうだ。

「設計からして無理してそうですもんね…。」

僕もそう思った。次の問題点として個別の索敵能力は確かに上がったがそれを通信するための通信機の性能が少々落ちていて、確か五百ckm(五百宇宙キロメートル=五万キロメートル)離れると無線が通じにくくなるとかなんとか…。

「致命的じゃないですか…。」

加えて索敵で得たデータを保存するためのキャパシティーもR-E1(ミッドナイト・アイ)の四分の三にまで落ち込んでいて、戦場の状態を把握して全艦に伝えるというよりはそのエリアだけで戦力にもなる早期警戒機というポジションだろう。

「狭い基地戦などでは役に立ちそうです…ね…あ!」

そう、これは通路が狭くなったりする基地内などでの戦闘を想定して作られたんだろう。
だとするならば今からのグリーズ戦では大いに役立つと期待してもいいはずだ。
ただし一つ目の欠点からして索敵面では不安を抱えていると思うほうがいいだろう。

「あくまで偵察機…ですよね?」

突っ込んではいけないところだろう。
というわけで、今回はこのR-Es1(ヴェイル・グラス)をメルジム隊に任せようと思う。
それと未だ試験機になっているRwf-9Ax(デリカ・テッセン)はロックバード隊に任せよう。
それ以外はRwf-9A(アロー・ヘッド)で出撃。

「了解!」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ