第十一話 『白と黒の象徴』 後編
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レイチェルは驚く俺とソーヤ(ソーヤは姿が見えないけど。)を鼻で笑う。
リ「『白の象徴』は『イドゥーレ城』のどこかにあります。」
シ「どこだっ!!」
レ「言う訳無いじゃなぁ〜い♪でも、私たちとの勝負に勝つ事が出来たら、教えてあ・げ・る♪」
レイチェルの投げキッスをさり気なく避ける。
シ「・・本当に、お前等の勝負に勝ったら、『白の象徴』がある場所を、教えてくれるんだな?」
リ「はい。僕たちは嘘をつきません。」
レ「約束は、必ず守るわよ♪」
レイチェルのウィンクをさり気なく避ける。
シ「その勝負、受けて立つ。」
リ「『白騎士』の君なら、そう言うと思っていました。」
レ「楽しみましょうね☆」
リドリーとレイチェルには『余裕』とゆう言葉しか表示されていない。そんなに自信があるのか?尚更面白くなってきた。
ソ「シン様、本当に戦うんですか?あの二人、とても強いですよ。」
心配そうにソーやが言う。
シ「挑まれた勝負は引き受けるのが基本だ。それに、この勝負に勝てば、二つ目の試練の三分の二は達成出来るし、『白の象徴』の在り処を教えてくれるんだろ?一石二鳥じゃねぇか。でも、負ける事は許されねぇ。」
俺は小声で言う。この勝負、『利益』にもなれば『不利益』にもなる。俺は持っていた剣を構え直すと、まずはリドリーに向かって駆け出した。
シ「うぉらぁぁぁぁぁっ!!」
剣を思いっきり振りかざす。が、
リ「防御!」
リドリーの両手から半透明の黄緑色の正方形が出てきて、俺の攻撃を防ぐ。
レ「炎の幻影!」
レイチェルが横から炎を繰り出す。でも、「幻影」という事は・・・俺は炎を避けずにそのまま立ち竦む。すると、炎は俺の体をすり抜けた。レイチェルは一瞬目を見開いたが、すぐに不吉な微笑を浮かべた。
レ「あら。この仕組みに気づくなんて、なかなか冴えているのね。」
リ「君は倒しがいがある。」
それは喜んでいいのか?でも、こいつ等相手に剣一本で戦うのはさすがに難しいな。俺は地面に剣を投げ捨てた。
リ&レ「!?」
ソ「シン様!何をっ!?」
その場にいた全員が俺の思わぬ行動に目を見開く。が、
シ「勘違いするなよ。俺は降参なんかしない。ただ、お前等に剣一本で戦うのは難しいと判断したんだ。だから・・・」
俺はズボンのポケットから五色腕輪を取り出すと、紐から緑色の腕輪を外し腕に付ける。
シ「俺も道具を
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