第十一話 『白と黒の象徴』 後編
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びついた。シンはバランスを崩して私を抱いたまま倒れる。シンは上半身だけを起こして、私の耳元に顔を寄せると小声で、
シ「ルーシィ、今の俺たちはシトロンとルイカってゆう設定なんだ。シンとルーシィって言ったら怪しまれるだろ。」
ル「ゴメンゴメン。」
やっぱり、シンって演技が上手いのね。すると、私の鼻がツゥ〜ンとくる臭いに反応する。
ル「シ、シン?何か臭わない?」
シ「あ、悪ィ。たぶん、下水道管の臭いだ。」
な、何でシンから下水道管の臭いがするのよっ!?突っ込みたかったけど、私とシンは立ち上がる。お客さんたちはざわついていて、オルフェスは真っ青になっている。
オ「シ、シトロン・ファメリアだと・・・!?き、貴様が、あの『白騎士』の異名を持つ、有能な『アディール城』の騎士か・・・!?」
シ「あぁ。」
私には『白騎士』の意味が全く分かんないけど、それがシン・・・いや、シトロンに関係しているとゆう事は分かった。
オ「リ、リドリーとレイチェルはどこだっ!?早くこいつを倒せっ!!」
シ「残念だけど、その二人ならすでに俺が倒した。それと、『白の象徴』は取り返しといたぜ。」
あの二人を倒したのっ!?シンはポケットから白く光り輝く『白い象徴』を取り出した。それを見たオルフェスは真っ白になった。すると、私とシンの背後に人が三人横に並んで通れるくらいの夜空のように光り輝く大きな門が姿を現した。
ソ「空想の世界の出口、『終わりの門』です。」
ル「これが、『終わりの門』・・・」
ソフィ「三つの試練を全て達成したので、この門が現れたのです。」
周りにいた人たちはいきなり現れた大きな門に驚いて言葉を失い、その美しさに見惚れていた。
ソ「RFG『白と黒の象徴』はこれにて終了です。」
ソフィ「『終わりの門』を潜って元の世界にお戻り下さい。」
ソ&ソフィ「本日はRFG『白と黒の象徴』に挑戦していただきありがとうございましたっ!!」
ソーヤとソフィが私達に頭を下げる。シンはソーヤに『白の象徴』を渡すと、私の事をまたお姫様抱っこをする。
ル「ひゃあっ!!」
シ「な、何で驚くんだよ?さっきは平然としてたのに?」
だ、誰でもいきなりこんな事されたら、驚くに決まってるでしょっ!!私の気持ちにシンは気づかずに、
シ「じゃあなソーヤ、ソフィア。」
ソーヤとソフィアに手を振っていた。私も慌てて手を振る。
ル「元気でね。」
ソ「
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