焦がれる雛は
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力して、こっちを向いてもらおう。
それにこの人のことももっと知りたい。
欲張りだろうか。
「秋斗さん」
「ん?」
「私、頑張りますから」
「……何をだ?」
「ふふ、今は内緒です」
「……気になるんだが?」
「それでも内緒です」
「そうか、いつか話してくれよ」
「はい、いつかは」
「楽しみにしてるよ」
そんなやり取りを行って、笑い合って歩き続ける。
やっと気付けたこの初めての気持ちを大事にしよう
そして今はこの幸せな時間に酔っていよう
進むのが少し怖いから
この関係も好きだから
その時までは
その日、城の前で秋斗さんと手を繋いでいるのを朱里ちゃんに見られていたのに気付かなかった私は、夜遅くまで質問攻めに合うことになった。
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