飛ばされた先に〜
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中の様子を咲に見てもらって・・・
「・・・どうだ?
「所々に破損があるけど、材料があれば充分直せるレベルだ。工具は持ってるから・・・」
「材料を取ってこい・・・か?」
「察しがよくて何より」
・・・というわけでメンバーを割り振る。
咲の方には男手が必要なのと、アバターなので疲れないという理由からサチとなのはの護衛兼修理係に知也と闇風。素早さ重視で探索するので、俺と春鈴とクラナがそれぞれ別れる。
「人数を割いても問題なしな状況で助かったな」
「まったくだね。・・・春鈴、クラナ、行こう」
そう言って行動を開始する。まずは頑丈な木材選びだ。
「アル、質のいい木材とか分かる?」
『そうですね・・・基本的にこの辺りの木の性質は大差がありません』
「じゃあ、あまり悩む必要はないんですね」
「・・・」
すると春鈴が近くの気に近づき・・・
「せい!」
・・・烈火で木を切り裂いた。
ズズ・・・ン
「・・・おいおい」
「ぁ・・・」
クラナでさえ唖然としていた。普通いきなり切り落とすかねぇ・・・
「どうですか、亮様?」
春鈴は“えっへん”と言わんばかりに胸を張る。
「あ、うん・・・凄いね」
「えっへへ・・・」
・・・この子、こんなキャラだったっけ。
『やはり女性は強し・・・ですね、相棒?』
「・・・うん」
そんな感じで俺達は木材を拾い集めた・・・
咲〜
取りあえず俺たちは直せる範囲で船を修理する。
「とにかく沈まなければいいのよね?」
「ああ。あと、食料を頼んでいいか?すぐそこに貝とかバナナとか会ったからよ」
「了解よ。知也は?」
「なのはとサチさんを任せてる。俺は鉄で補給できる場所を探すよ」
俺は武器を空間から取り出し、魔術変換で元の鉄に戻す。
「(木製武器も作っときゃよかったな・・・)」
なんて考えながら作業をしていると・・・上から知也がやって来た。
「おい、咲。・・・なのはの目が覚めたぜ」
「!」
俺は作業を中止して船の中にあった一室に入る。
「なのは・・・」
「あ、咲くん・・・」
「・・・意識は?」
「にゃはは・・・しっかりしてるよ」
よく見ればなのはは憔悴仕切っていて目にも隈があった。
「・・・さっきまでの戦いは・・・」
「うん、おぼろげだけど・・・覚えてる。・・・ごめんね」
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