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理不尽すぎる学園生活に終止符を
前編『この世は理不尽だ……』
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……」


「今日の放課後にオメェを”ぶっ殺す”わァ!」


赤髪に怒鳴り声に学食を食べていた生徒が皆驚き、振り返った。
だが、美能留は眉一つ動かさず、もくもくと学食を食べ続ける。

「オメェ、聞いてんのかァァ!!」

赤髪が耳元で大声で言った。
美能留は、静かに
「聴いてる」
と短く言った。
「んじゃあ、これが最後の学食だなァ!?せいぜい味わって食べることだなァァァァァァ!!」
赤髪がそういうと、不良3人組は去っていった。


美能留は知っていた。赤髪が言った事がハッタリではない事を。
不良3人組は今日の放課後に間違いなく殺しに来る。

ちなみに中央帝国学園中学には、親から見放された生徒達が集まる学校で、校則で生徒同士の殺人が認可されている。
殺されて困る身内がいないからだ。
つまり生徒達には保護者がいないのだ。

故に、不良3人組は必ず殺しに来る。

だが美能留は「はいはいそうですか」と殺される気は無い。


だから美能留は何事も無いかのように午後の授業を受けた。


そして、放課後を迎えた……
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