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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos6八神家の日常・裏〜LANCER〜
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撃を右手に持つ“エヴェストルム”で斬り裂いて対処する。
左右に分かれていく砲撃の合間を縫って目と鼻の先にまで最接近し、驚愕に目を見開いているフィリーに「運が悪かったと諦めてくれ」言い放つ。と、「ふざけ――」奴は顔を真っ赤にして怒鳴ろうとしたが、その前に左の“エヴェストルム”をフェリーのデバイスに叩き付け、ヘッド部分を真っ二つに破壊する。
「な・・・っ!?」
「陸戦は苦手だったか?」
「何故それ――を゛っ!? が、ぁああ、ああああ、あああああ!」
返答を全て聴く前にフェリーの胸に手を突き入れ、「貰い受けるぞ」リンカーコアを抜き出す。フィリー・ニサン。一般的な魔導師ランクで言えばAAランクの空戦魔導師。同じく空戦魔導師で、しかも管理局で鍛えられたティーダ一尉を撃墜したとなると、やはり陸戦より空戦の方が強いのだろう。どちらにしろ、俺の敵じゃないが。
意識を手放してドサッと倒れたフィリーを見下ろし、「見られているな・・・」周囲に気を巡らす。何かしらの――サーチャーの気配だ。ステルスで隠れているサーチャーの方に振り向くと、この場から撤退していった。
「誰だ? 管理局か、それともコイツらに関係している組織とか、か。まぁどうせ彼女たちだろうな」
ある程度予想は出来ているから放っておくことにした。スーツ連中も含め倒れ伏している全員にフープバインドを掛けてから一ヵ所に集め、「じゃあ行くか」転移魔法トランスポーターを発動。転移先はフォスカムの地上本部のロビー。
「突然ですがお邪魔します、っと」
「うわぁっ!?」「なんだ!?」「転移魔法!?」「顔がチーター!?」「けど可愛い!」
局員やら訪れていた一般人が俺の突然の出現にビックリ仰天。そしてすぐさま「何者だ!」ストレージデバイスを手にした武装隊員が数人奥から出て来た。俺は「コイツらの逮捕、任せるよ」後ろに転がしている全員を指さす。傍にはアタッシュケースとジェラルミンケース。それらも一緒に回収してもらえるように置いておいた。
「何を言っているんだ・・・?」
「いや待て。この連中の顔、見覚えが・・・」
「そうだ! こいつら指名手配されている・・・!」
「なに?・・・確かにそうだ! おい、手を貸してくれ!」
俺が連れてきたのが指名手配犯だと判って一気に騒然となる武装隊。すぐに確保に動き出したそんな彼らを確認してから踵を返す。と、「待ちなさい!」当然のごとく呼び止められてしまった。振り返ると、連中を連行していく隊員とは別の隊員たちがデバイスを俺に向けていた。
「君の身分を確認したい。それにその頭の被り物らしきモノも外して素顔を見せなさい」
「何故このようなことをしたのか、事情を伺いたい」
先程の隊員たちのような高圧的な態度は無い。本当
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