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鉄槌と清風
1部分:1:八坂良彦
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びにいっただけだけどね」

 「なのはも少し走ったほうがいいんじゃないか、運動苦手なのは知ってるけど」

 「いや、なのはは、普通に走って転ぶからな、逆に危ないような」

 「そ、そんなことないよ、全力疾走じゃなきゃ、よろめくくらいだもんっ」

 「悪い、前言撤回するわ」

 「ちょ、よしくん、なにそれっ!」

 「はいはい、おちついて、なのは、ごはん渡してあげて」

 「あ、うん、お母さん…はい、お兄ちゃん、よしくん」

 「「ん、ありがとうなのは」」

 「よし、皆いきわたったな、それじゃ」

 「「「「「「いただきます」」」」」」

 リビングに食事に対する感謝の言葉が響き渡った。
 夏休みの一日が又始まって行く。

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