暁 〜小説投稿サイト〜
いつの間にかハイスクールD×Dの木場君?
初めてのフリーライフ
第5話
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練り歩いてとある物の発掘にね」

「砂漠にですか?」

「そう、誰が作ったのか、何時作られたのかすら分からない機械の神をね。出来れば見つからない方が良かったんだけどね。まあ断片は見つかってたから半分諦めてたんだけど」

「どう言うことなんですか?」

「神話関係は大抵は存在してるっていうのはもう習ったかい?」

「はい」

「その神話の中でも最も特殊な神話、クトゥルーに関しては?」

「あれは小説なんじゃないんですか?」

「居るよ、あの邪神共は。まあそれに対抗する者は他に居るから安心して良いよ。僕が用意しているのは万が一の保険だから。彼らと彼ならなんとかしてくれるだろうけど、ピンチになるならそれを手伝える位にはね」

「彼らと彼?分ける必要があるんですか、それ?」

「ええ、もちろんですよ。これ以上は秘密ですけどね。ここから先には文字通り全てを賭けないといけないですから。スタートに立てるかどうか、そこで魂を賭け、スタートするのに才能が必要で、先に進むのに良識を捨てなくてはいけない。そんな世界ですよ。迂闊に踏み込んで髪が金から白になってしまう位に」

「!?」

自分の髪を触りながら説明すると白音さんが驚きで目を見開く。あっ、やっぱり猫なんですね。瞳が猫みたいになってます。普段は人と変わらないんですが、興奮したりすると猫っぽさが出るみたいですね。

「まあ今は対策も用意してますから問題無いです。回収した機械の神も安全な物ですし、今は壊れていますから。修理も何時終わるか全くもって不明ですし、一番危険な物は魔剣で封印済みです」

実際、本当に修理出来るかも分からないんですよね。回収した機械言語版にはアイオーンに関する記述も見つからなかったですから見本になりそうな物もありませんし、装甲の素材であるヒヒイロカネも教会時代に見た物と微妙に違う感じがするんですよね。修理と言うか改修になるでしょうね。

「まあこの話は置いておきましょう。あまり考えていると身体にも精神にも悪いですから」

そこからは出来るだけ普通の話をして過ごしました。まあ二人とも話のネタになる様なことが少なくて困りもしましたが。前世とアーチャーの記録からなんとか使えそうな物をピックアップしながらもなんとかやり過ごすことが出来ました。少しは気を利かせれる様にならないといけませんね。



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