第十一話 『白と黒の象徴』 前編
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たんですかぁっ!?」
揺さぶっても目を覚まさない。な、何で・・いきなり・・・その時、
?3「心配無用。ただ寝ているだけですよ。」
ル「だ、誰ッ!?」
驚いて振り返ると、二人の男女が部屋の中にいた。い、いつの間に・・・
リ「驚かして申し訳ございません。ルイカ王女。僕はリドリー・ピアスンと申します。」
群青色の髪の毛に黒い瞳、体がすっぽり隠れる黒いマントを羽織った男が私に一礼する。
レ「私はレイチェル・マルティーと申します。偉大なる『イドゥーレ城』より、お迎えにあがりました。」
栗色のウェーブのかかったロングヘアーに茶色い瞳、紫色のワンピースを着た女も私に一礼する。って、
ル「『イドゥーレ城』の人間が、何でここに・・・!?」
しかも、「お迎えにあがりました」って、どうゆう事ォ!?頭の中がジグソーパズル状態の私を無視して、リドリーとレイチェルは、
リ「詳しい事は、『イドゥーレ城』にて説明致します。」
レ「まずはゆっくりお休み下さい。」
すると、レイチェルの手の中にピンク色の薔薇の花が握られていた。すると、
ル「あ、あれ・・・?」
突然、強力な睡魔に襲われた。視界がぼやける。
レ「これは睡眠薔薇。この薔薇の花粉を吸うと強力な睡魔に襲われるのよ。ちなみに、メイドたちを眠らせたのは睡眠爆弾よ。」
頭の中にレイチェルの声が響く。床に倒れそうになる私の体をリドリーが支える。
リ「目標、全て確保。」
レ「『ルイカ王女も白い象徴』も手に入れたし、帰還しましょ♪」
薄れる意識の中、私はレイチェルの手の中にある白く光り輝くものをはっきり見た。が、そこで私の意識は途絶えた。
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『ここからまたシン目線でいきます。』
俺はバルコニーの部屋に続く廊下を全速力で走っていた。バルコニーの部屋が見えた時、扉の前でメイドの服を着た二人の女が倒れていた。
ソ「『アディーレ城』に仕える、メイドのマリア・フローレンスさんと、プリシア・マーチスさんです。」
ソーヤが教えてくれた。俺は二人に駆け寄ると、
シ「マリアさん!プリシアさん!しっかりして下さいっ!!」
揺さぶっても、目を覚まさない。その時、
リ「心配無用。ただ寝ているだけですよ。」
シ「誰だっ!?」
声のした方に振り向くと、群青色の髪の毛に黒い瞳、体がすっぽり隠れる黒いマントを羽織った男と、栗色のウェーブのかかった
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