第十一話 『白と黒の象徴』 前編
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、俺はこれで失礼します。」
シンとドニファンが私に一礼をしてバルコニーから去って行った。シンの後をちょこちょことソーヤが追いかけて行く。バルコニーには私とソフィアだけが残された。
ル「///////////////」
右手で右頬をそっと触ってみる。熱い///////////////
ソフィ「シン様演技が上手いんですね。」
ル「えっ?」
ソ「ルーシィ様の事をルイカ様と呼んで、惚れている演技まで簡単にやるとは、お見事です。」
・・そうだ。これはあくまでもRFG内。私達はRFG内の王女と騎士になりきってるのよ。私ったら、何演技に浮かれちゃってるのよぉ〜!・・・でも、さっきのシンの演技には、正直ドキドキしちゃった///////////////
ル「あ、そういえばソーヤはどうしたの?」
ソフィ「先程説明したとおり、私とソーヤはバラバラになりました。私はルーシィ様の傍で、ソーヤはシン様の傍で案内役を務めさせていただきます。」
「バラバラ」って、こうゆう事だったのね。私はてっきり二人の体がバラバラになるのかと思ったわ。
ソフィ「そんな訳無いですよ。」
ル「そうよね。」
風が吹いて、私の髪の毛を揺らした。
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『ここからシン目線でいきます。』
・・・・はぁ、いくら演技とはいえ、かなりドキドキしている////////////////
ソ「シン様の演技、すごかったです。」
俺の横でソーヤが感心している。ていうか、
シ「ソフィアはどうしたんだ?」
ソ「先程説明したとおり、僕とソフィアはバラバラになりました。僕はシン様の傍で、ソフィアはルーシィ様の傍で案内役を務めさせていただきます。」
「バラバラ」って、そうゆう事だったのか。俺はてっきり二人の体がバラバラになるのかと思ったぜ。
ソ「そんな訳無いですよ。」
シ「だよな。」
ド「おいシトロン、さっきから何独り言言ってんだ?」
前を歩いていたドニファンが不思議そうな顔で首を傾げる。そうだ。ソーヤは俺にしか姿が見えないんだったな。
シ「何でもねぇよ。」
ド「そうか?よし、今度は抜け出すんじゃねぇぞ。」
ドニファンはそう言うと、前方にある鉄の扉を押した。中に入ると、俺とドニファンと同じ格好をした二十人くらいの騎士が剣や盾を磨いていたり、馬に餌をやったりしていた。その中央に、やけに目立つ男がいた。たぶんこいつが、さっきド
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