暁 〜小説投稿サイト〜
dark of exorcist 〜穢れた聖職者〜
第1話「銀髪の少女と少年」
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狡猾な上位の悪魔だったら、人間に擬態して近づいたり……絶対に目立つようなことしないし……」

「そうですよね、こんな目立つ荒らし方するのって、上位の悪魔にはいませんからね……」



「気になるのは……窓を割ってどこに逃げたか、ですね」

「たぶん……地下水路、かな?」

そう言うと、アイリスはダイニングルームから出ていき、そのまま民家を出た。
民家の庭の周りを見回した。すると、庭のすぐ近くのマンホールを見つけた。
よく見ると、マンホールの蓋には黒ずんだ血の跡が付いていた。

「……ここだね。クリス君、怪しいとこ見つけたよ〜」

「ここから逃げた、ってことは……他の街に移動しててもおかしくないですね」

「警察がここを捜査したのが昨日だから……早く見つけて倒さないとね」

「ですね。じゃあ、マンホール開けますね」

そういうと、クリスは60s近くのマンホールの蓋を片手でこじ開けた。
片手で蓋を軽々持ち上げ、ゴミを投げ捨てるようにポイと放り捨てた。
60sのマンホールの蓋が宙を舞い、庭に落ちた。落ちた瞬間、庭の芝生が抉れた。

「キミっていつ見ても力持ちだね。カッコいいよ」

「ハハッ、ありがとうございます」

クリスは照れた様子で、アイリスに笑顔を向ける。


「さ、行こっか」

「はい」



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