初めてのフリーライフ
第4話
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」
「あっ、はい」
昨日と同じく大剣を担いで部屋から出ていく。今日の大剣は中身がスカスカなので普通に折って消滅させる。
翌日、塔城さんの部屋に向かう前にサーゼクス様からの伝言を預かった。3日後にサーゼクス様の妹であるリアス・グレモリー様と顔見せを行うそうだ。だから、塔城さんにそれまでに答えを出す様に決めておいて欲しいと伝えておいてくれと。
3日後か。確か悪魔の駒を使っての転生にはコストがあったはず。強い者程、多くの駒が必要になる。強化に使っている魔剣とかを一度取り出しておかないといけないかな。最悪、デメリット満載の魔剣を用意した方が良いかもしれない。僕自身の能力はともかく無限の剣製のコストが分からないから。
最悪、一度無理矢理引き抜いて死んでから転生して元に戻してもらうのが一番だろう。抜くだけ抜いて、そのままにするのなら死霊秘法の写本を自動で放出する様にしておけば良いだろう。派手に自爆するために魔力も注ぎ込んで辺り一面を汚染する様にしておこう。念には念を入れておかなければ。まあ細工は塔城さんの所に行ってからでいいだろう。
ノックをして返事をもらってから大剣で姿を隠してドアを開ける。
「やあ、今日は先にサーゼクス様からの伝言を伝えるよ。3日後、それまでに答えを出して欲しいそうだ。僕も3日後に転生悪魔になって主の方に着いていかなければならないと思うから相談に乗れるのは今日も合わせて三回だ。さて何か聞きたいことや、悩んでいることはあるかい?」
「……ずっと考えていたんです。お姉ちゃんが、主人を殺して、私を置いていって。なんでそんなことをしたのか?分からないんです。あんなに優しかったのに、どうして」
「難しい悩みだ。それを晴らすためには本人に聞くしかない。となると初日に掲示した一つ目は無しだね。こちらからもあちらからも接触することが難しい。となると二つ目か三つ目となる。メリット、デメリットは昨日も話した通りだけど、今日はそのお姉さんに直接会うことに視点を合わせてみよう。
まずは二つ目の方のメリットから。これはある程度の自由が確保されているということだ。それを使って自分の足で捜すのも良いけど、お金を貯めて情報屋を雇うのが一番だろうね。それなりのお金を積めば確実に情報を集めてくれる。それを使って何とか接触出来るかもしれない。デメリットはある程度の監視もあるだろうから、接触が難しいということかな。お姉さんがはぐれ認定されていることが一番の問題だ。
続いて三つ目の方だけど、接触までの方法は情報屋が一番だ。他にも自分の足を使うのも良いし、はぐれが集っているグループに身を寄せるのも一つの手だろう。何より自由度はかなり高い。デメリットは追手が居る上に、命の危険がかなりあることだ
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