第32話
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いつトップのビーターになろうと決断したのか
そもそも何故そう考えたのか、思考回路を張り巡らせても理由が思い出せない
恐らく突発的なものだったんだ
だれしもあるはずだ、知らないうちに何かをしてしまったりしたことが
「理由なんていいです、ギルドには入れません。では」
ガチャ、とシステム音を響かせドアをあけて廊下を歩く
廊下にはKOBの団員がいて俺を睨みつけていた
此処は圏内だから安心して歩けるが圏外だったら俺はこの兵士達の挙動1つに護身のような動きをしていただろう
「ユウ?」
「シノンか、KOBに入ったんだろ?がんばれよ」
「えぇ、たまには狩りに誘ってよね」
今後はそういう機会も減るだろう
俺はギルドに入りシノンは別のギルドに入る
でも、その分シノンの安全は保証される
さて、ケインの言っていた<血濡れの狩猟団>少しクサい感じはするが皆が歓迎してくれるらしい
俺がギルドに入ってもビーターで攻略組なのは変わらない
明後日話すと言ったけど今行こう
8層セルゲル
「あった」
インターフォンを押すと団員らしき人が出てきた
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