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中二病が主人公になったら?
第13話
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りが出来るようになった。
よって、この口実を利用してクーデターの予定時期の特定を始める。
これを特定することでイタチの任務がいつ行われるかを推測出来るはずである。

ちなみに言うと、ナルトはうちは一族の抹殺を止めるつもりは毛頭ない。
それは単純に、ナルトが止める手段が思い付かなかったから諦めただけである。
仮にイタチを止めたとしても、クーデターでうちは一族は自爆・自壊することは間違いないので、正直無理ゲーである。

では、調査の始めに聞き込みを・・・と思っていたのだが、そんなことをすれば怪しまれて出禁になる可能性が大なので、このやり方は諦める。

次に思い付いたのは、『変化の術』を使用した影分身を数体設置すること。
メリットは、変化の術で至る所に潜むことが出来ること、そして掴んだ情報は分身を解除させることで本体に情報が素早く伝達されることである。

しかし、デメリットとして挙げられることは、変化中は常にチャクラを消費し続けるため影分身のチャクラが途中で枯渇しないように多めにチャクラを渡す必要があること。
つまり、本体はギリギリまでチャクラを削って分身を生み出さなければならないので、一日で生み出せる量は1〜2体が限界になってしまうため、何日もかけて仕込む必要がある。
しかし、この点に関しては根気さえあれば解決出来るので障壁とはならないであろう。
問題は、もう一つのデメリット・・・写輪眼は影分身と本体を識別出来ることである。
普段の生活で写輪眼を発動することはないだろうが、『何らかの拍子に発動しちゃった〜テヘペロ♪』の可能性も捨て切れないし、そうなった場合は堪ったもんじゃない。
せっかく手に入った権限をドブに捨てるハメになり、今までの苦労が水の泡、なんてことに成り兼ねない。

しかし、前者より後者の方がローリスクハイリターンなので、ここは賭けに出ざるを得ない。
という訳で・・・ナルトの長きに渡る挑戦が始まった。

1〜7日目まではうちは家のトイレにて難なく潜り込ませることに成功した。
しかし8日目・・・うちは一族総出での会合を監視していたとき、近々行うクーデターのことで気が高ぶったのか、その拍子にフガクが写輪眼を発動した際に、誰かが監視していることに気付いてしまったのである。
バレて少しナルトは冷や汗を掻いたが、一族の人達はそれがナルトではなく暗部の者だと勘違いしてくれた。
これは予想外の救いだった。
しかしそれも束の間、里側にバレたとなってはマズいということでクーデターの予定を急遽変更し、今から3時間程で急ピッチで準備を整えて今日中に攻め込むという決定を一族が下したのである。

この非常事態を知ったナルトの影分身は本体にいち早く伝えるために術を急いで解こうとしたのだが、テンパって解けずにモタモタしており
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