陽龍と陰龍
黒き闇に堕つ
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んは今ナズチに襲われてるのか!」
「そういうこと、ほったらかすと僕の開発した強走の粉塵が盗まれてしまうかもしれないから…ねっと!」
タイミングよく音爆弾を投げ、高周波数の音に反応して倒れてしまったオオナズチを見つけた
「ロギアさん!強走の粉塵の個数を確認して!」
「ああ…盗まれてはいない!」
「よかった…あれを盗まれたらネヴィアまで強走状態になるかもしれなかったから。」
「危ないところだった…だが」
周囲を囲み護衛をしていた古龍は全て毒に侵され、ネヴィアは自衛手段を失った。
もっとも、オオナズチの能力は自衛として必要なかったためか最初から使われてはいないようだった。
「さて、これからコイツにどう攻撃しようか…ん?」
ロギアは何か異音に気づき、もと来た方を向いた。
「第一軽弩兵器群隊、布陣展開!携行型バリスタ射撃準備!」
ハンターズギルド直営古龍迎撃隊の姿がそこにあった。彼らが構える携行型バリスタも弦をしならせ、狙いすませている
「各軽弩兵器昇圧完了!射撃準備よし!」
「機は熟した。撃てぇ!」
張り詰めた弦の緊張が解かれ、数百に及ぶ弾丸が空を切った。
射出された弾丸はほぼ全て陰龍ネヴィアに直撃。並みの古龍なら耐え切れないほどの火力を誇るバリスタ
しかし
「バ、バカな!?あれだけのバリスタ弾を喰らってもビクともしてない…!?」
倒れるはずの陰龍はそこに居た。まるで砲撃など嘘のように
「ぬぐぅ…、ええい!携行型バリスタ再昇圧!通常圧の百二十パーセントで撃て!」
「りょ、了解!携行型バリスタ充圧百二十パーセント!」
焦る古龍迎撃隊に更なる追い討ちが飛ぶ
「っと危ない!」
嵐龍アマツマガツチからの水流をセージ、ガイル、ラト、マトレガ、カーネロスが受けきった
「っちぃ〜、さすがに片手剣の盾じゃガードが厳しいぜ。セージ、その盾よこせ!」
「いや扱ってる武器種が違うから無理でしょ!」
「貴方達は狩猟勘戻ってるからまだいいわ。私なんかこの武器出したの久々だからね!?」
家族で笑いあい、そしてアマツマガツチの方を見る。
「…まぁ、あいつにゃあとでたっぷり痛い目見てもらうとすっか。」
「そうだね父さん。フルボルトも砲撃煤をとってもらったし」
「久々の狩猟が古龍なのはちょっとキツいけどまあ何とかなるわね。」
さすがは家族といったところか、殺気は誰一人として欠けていなかった。
「家族…。」
マトレガの表情がほんの少しだけ和らいだ
「携行型バリスタは再昇圧に時間がかかります、それまでに自分たちで有効打を見つけましょう!」
「ああ、無茶
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