陽龍と陰龍
黒き闇に堕つ
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の古龍を毒で抑えれば何とかはなるはず!」
「なるほど…考えとしては大いに賛成ですがかなりのリスクを伴いますね。」
「…リスクが本物になってしまったら俺は狩人であることを捨てるさ。
そのためにドンドルマでこいつを強化してもらったんだ。」
空に掲げる黒力白夢はまるでロギアの決心を妖しく喜んでいるかのように光に映えた。
「なら私は一ハンターとしてお供しましょう!ダイラス!」
「おっし!出番だな?」
「まず風圧を展開しているクシャルダオラの能力を封じよう。
ついでテオ・テスカトル。その間にルコディオラを空中から撃ち落とそう!
各人散開!」
ロギア達は一斉に古龍に向かって走り始めた。
その時、ロギアの太刀が光りだした。
「待て、皆!もう少し待とう!」
「どうしたんだよロギアさん!らしくないぜ!?」
今にも行きたくてウズウズしているダイラス。
「イビルジョーが来るなと言っている。奴は狩人の手を借りず、自力でなんとかするようだ。」
「い、イビルジョーが?何で分かるんだよそんなこと…」
「…この太刀がそう言っている気がしたんだ。」
さっきまでは少し白が印象に残る黒力白夢が今度は黒くどんよりとしている。
その黒さに応えるかのようにイビルジョーは全身の筋肉を大きく隆起させ、彼の顔が黒の気に包まれた。
「い、イビルジョーのあの姿はなんだ…?」
「まだほんの極一部でしか確認されなかったため、噂としか思われてませんでしたが…。
あれは学会の中ではイビルジョー飢餓とか怒り喰らうイビルジョーと呼ばれています。
ラージャンと同じ一種の激昂状態ですね。」
「激昂状態…?なるほど、だとするとアイツの最後は短いわけか。」
「激昂した種族というのは大体命がけで狩人自体を討伐しようとしますからね…
それにもし討伐したとしてもその怒りは収まらないと思いますから。」
「怒りの矛先は古龍か、俺たちと同じだな。」
ロギアは皆の方に向き直り
「行くぞ!イビルジョーの怒りを無駄にしちゃならない!」
そう叫んだ後太刀を構え傍に立つ古龍へと走った
「でぇぇぇやぁぁぁ!!!」
いの一番に斬りかかったのはロギア
テオ・テスカトルの右肩を太刀で斬りつけ
「ずぇぇりゃぁ!!」
返す刀で右目あたりを斬る。
ロギアのコンボに怯みもせず炎龍は左腕でロギアを吹き飛ばそうとした。
ひらりとかわし、絶えず連撃を当てていくロギア。
太刀の錬気が最大にまで溜まり、幻夢悲壮刀【黒力白夢】がその黒さを
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