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バカとテストと死んだ世界戦線
天使の猛攻!!……もといテストその1
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始まると同時に作戦も始まった


カリカリカリカリ…………


鉛筆の書かれる音が教室中に響く。一方、それに比べて僕ら戦線は真面目やらず、寝ていたり、間違った答えを書いていた。なぜそんなことをやっているというとその理由はゆりさんから言われていた

ゆり『真面目にテストの答えを書いちゃダメよ。消える要因になりかねないから』

まぁ、とにかく他のことに意識を向ければいい話というわけだ。テストや授業を真面目に受けただけで消えるなんて本当に不思議な世界だよなぁ……


キーンコーンカーンコーン……

教師「はい。じゃあ、後ろから集めてー」

チャイムの音が響くと同時にNPC生徒達が疲れたような声が聞こえる。さて、ここで日向君がどんなアクションをするかが問題だ

日向「な、なんじゃありゃあ───!!グラウンドから超巨大なたけのこがにょきにょきとぉ────!!」

精一杯アクションしたが誰も見向きもしなかった。日向君も悔しそうに席に勢いよく座る

ゆり「たくっ……仕方ないわね」

ゆりさんが誰にも見られないようにリモコンらしきものについているボタンを押すと

しゅごぉぉぉぉぉぉ!!!!

日向「ぬはぁ────────!!!!」

ドゴォン!! ←頭がモロにぶつかった音
イスが急に垂直に飛び、日向君は天井に激突して痛さでのたうちまわっていた







テストが終わり、ゆりさんのとこに集まる


ゆり「万が一、失敗した時にイスの裏に推進エンジンをつけておいたの。どうだった?ちょっとした宇宙飛行士気分は?」
日向「一瞬にして天井に激突して落っこちたよ!!」
明久「ていうか、推進エンジンを作ってたのが逆に驚くんだけど…」

まさかとは思うけどギルドの人達が作ったのかもしれない

ゆり「作戦は成功ね。竹山君」
竹山「ぬかりありません。後、クライスト──」
ゆり「じゃあ、次にアクションをやるのは高松君よ」
高松「わ、私ですか!?その役割は日向さんでは?」
ゆり「ねぇ、高松君。狼少年の話し知ってる?」
高松「繰り返される嘘はやがて信憑性を失う──ってまさかその為に頭数を!?」

つまりここにいる全員が失敗すれば日向君と同じようになるわけか………結構やばいかも

高松「じ、辞退をさせてください!!」
ゆり「うふふ♪やるのよ♪」
日向「あきらめろ。そして天井に激突しろ」
高松「絶対に全員が注目するのを考えないと……!!」

頭を抱えながらネタを考えている高松君はなんか可哀想に見えてきた……

日向「それにしても竹山はいいよな。ただテストをすり替えるだけでいいし」
竹山「何言ってるんですか!!こっちだって重要なリスクを負った作業をやってるんですよ!!」

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