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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第62話 調査を行いましょう
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だが、こちらの方が可及的速やかに取り掛からなくてはいけないことだと思えるから。

「なら、解決までちゃんと協力してもらうわよ」

 アスナは、リュウキとキリトにそう言った。その言葉にリュウキは頷いた。

「……しないなんて言わない。オレは構わない」

 リュウキも問題ないと答え。

「ああ、オレもだ」

 キリトも少し遅れて返事をした。どうやら、2人共、協力してくれる。その事が内心嬉しい2人だった。アスナは、少し恥ずかしそうにしていたが、それを振り払うかのように続けた。

「言っとくけれど、2人とも? 昼寝の時間なんかありませんからね?」

 アスナのその発言の後にリュウキの頭に《?》が浮かんだ。その事をキリトが代弁してくれた。

「寝てたのはそっちの方だろ……」

 キリトは、アスナに呆れ顔でそう言った瞬間。

「ッッッ!!!!」

 アスナは一瞬で、今の倍くらい顔を赤く染めた、と思ったその瞬間、手早くキリトに鉄拳制裁していた。

 真横で見ていたリュウキは苦笑いをする。キリトが吹き飛んでしまったのを見ると思わずにはいられない。

「それは、幾らなんでも理不尽じゃないか?」

 リュウキは、隣にいたレイナにそう聞くが、何故かレイナも頬を膨らませていた。

「もうっ、キリトくんが、女の子にあんな事を言ったからですっ!」

 どうやら レイナも、アスナと同じ気持ちらしい様だ。仮にリュウキが今の発言をしていたら、傍にいたレイナから鉄拳が飛んできそうだった。

「ああ……そう」

 リュウキは突っ込むのをやめた。こればっかりは、ほんとによく判らないからだ。難しい事件に巻き込まれたのだが……、それに負けないくらい難しい事だと、それがリュウキの正直な気持ちだった。






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