暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第62話 調査を行いましょう
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と入っていった。そして、4人は建物の上で合流した。どうやら、ここはただの倉庫らしい。
 特殊イベント等はなく、ただ破壊不能オブジェクトに囲まれているだけだ。

「……普通に考えたら、デュエルだよね」

 レイナはそう確認するように聞く。

「……でしょう。デュエルで剣を突き刺して、ロープを首に引っ掛けてここから突き落としたんでしょう」

 確かに、状況から考えたらそれが間違いないと思える。だが……それなら不自然な点があるのだ。

「なら、winner表示が出るはずだろ……? オレとリュウキで探したが、何処にも表示はなかった」

 そのキリトの言葉にリュウキも頷いた。

「……それは間違いない。あの場、あれだけ混乱の渦だったんだ。下手にその場を逃げようとしたら、かえって目立つだろう?……あの後、一応スキルでも確認したが、間違いなくあの場にはいなかった。相当の速度で、オレ達が集まる前に あの場から逃げたのかもしれないが……」

 リュウキがそういった。彼の言葉には説得力はある。そして、勿論それはキリトでもそう。ゲーム内屈指のプレイヤー2人。その2人が見つけられないとアスナとレイナは思っていたのだ。

「……でもありえないわ。圏内でダメージを与えるにはデュエルしか」
「そうじゃないと……混乱が起きてしまうよ?他にそんな方法があるなんて知れ渡ったら……」

アスナもレイナも心配そうに呟いていた。4人とも暫く沈黙する。

 そして、その後。

「どちらにしても、これは放置はできないわ」

 アスナが結論を言った。このままにしては置けないと言うものだ。

「確かに放置するには危険すぎる……な」
「ああ」

 リュウキもキリトも同意見であり、依存は無い。何をするのか、はっきりと判ったからだ。

「そうだよ。圏内PK技みたいなのを誰かが見つけた……なんてことあったら、外だけじゃない……街の中だって危険ってことになる」

 レイナも事の深刻さに、身震いすらしていた。唯一の安全地帯である各層の街中、通称:圏内。

 そこで殺人が行われるなど、殺人方法が拡がってしまうなど、そんな事が起きれば ただでさえ、この世界に閉じ込められていると言う状況に付け加え 殺されるかもしれない……そんな事になったら、人々の心が荒れていくだろう。
 いつかは、クリア出来ると信じて待っていてくれている人たちの為にも、直ぐにでも解決しなければならない事件だ。

「暫く前線からは 離れる事になっちゃうけど……しょうがないか」
「うん。こっちの方が重要だって思うし、団長も解ってくれると思うよ」

 アスナとレイナはそう判断した。
 彼女達はギルドの副団長だ、ギルドの事も勿論考えなければならない。勿論、攻略も大切なこと
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