第11話 仲間たちのその後 後編
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「セリアは30年で変わったわね、胸が大きくなったし、大人になったわね」
「ホントですね、あのよく泣いていたセリアさんがこんなに立派な大人になるなんて」
魔人コンビはデザートのアイスクリームを嬉しそうに食べている。
確かにあの頃のセリアよく泣いていた。
原因はアルトのわがままや遼の剣術訓練などでだ。
俺もたまにかわいいイタズラをして泣かしていたな。
イタズラと言ってもセリアが食べたそうなケーキなどを俺が一気に食べたり、嫌いな虫を近づけたり、喉が渇いたセリアに水を塩水を渡したり……そんな感じのイタズラだ。
かわいいイタズラだろ。
「そうですか、私としてはあの頃と変わっていない気がしますが」
いやいや変わってるよ、見た目もそうだし雰囲気が。
あの頃のセリアは何をするにもイッパイイッパイで頑張る女の子のだったのに、今じゃ落ち着いた大人の女性になってるし。
それにセシリアさんて俺より年上?の美人な子供までいるし。
「しかしセリアが騎士団の隊長でしかも少将閣下か……」
「母は女性でイングランド初の将校になられたんです」
それまで黙って俺たちの会話を聞いていたセシリアさんが大きな胸を張り語りだした。
「母はヒミコ討伐後3階級特進の少佐になられ、その後北のオーストラリア共和国が我がイングランドに攻めてきた戦いで1万の敵兵を5百の騎馬隊で撃破し敵の王太子のレインバレルを捕虜にし、勝利に貢献されたり、ジパングでヒミコ軍残党のテロなど鎮圧されたりあと……」
「セシリアもういいですから黙りなさい」
「あ……はい申し訳ございません」
まだまだセリアのことを語りたそうなセシリアさん。
セシリアさんにとってセリアは自慢の母親なんだな。
なんか羨ましいな。
俺はネイにどう思われているんだろう。
一応親子?みたいな関係なんだからな。
今度あった時に聞くことにしよう。
「さて、お腹もいっぱいになったしそろそろ寝るとするか」
「そうですか、もう少しお話をしたかったんですが、キラ様もお疲れみたいですしここまでにしましょうか」
チリリン
セリアが呼び鈴がなりメイドさんが部屋に入ってきた。
「キラ様達のお部屋をお部屋まで案内を」
「分かりましたご主人様」
「ではキラ様ゆっくりお休みくださいませ」
「おやすみなさいませ」
「ああ、2人共おやすみ」
俺たちはメイドさんのあとに続き部屋をでた。
「こちらの部屋でございます」
案内された部屋はかなり豪華でベッドに屋根まである。
しかも1人で寝るのには有り余る大きさのベッドだ。
「それでは失礼し
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ