第四章
桐山霧夜の思考は捻り捩れて螺切れる。
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紙だな。
ああ……。
嗚呼――。
う、うがああああぁぁぁぁあ!めんどくさいめんどくさいめんどくさい!
読みたくない読みたくない読みたくない読みたくない読みたくない。
材木座くんの小説読むのめんどくさくて生きるのがつらい。
なんで俺がこんな痛々しい小説を読まなきゃいけないの?なんなの?こんなどうしようもない憐れで惨めな僕の身の丈にあった運命なの?神の意志なの?それとも運が悪いだけなの?やだ悲しい。っておいおい、冒頭から真夜魔紅懺悔騎刄とか言う単語が見えてるんですけど?もう察したんだから、さあ僕を許して?
こんな……こんなことってあるのかよ。
全てがどうでもいいとか言っておいてもしぶしぶ生きちゃうお茶目な僕もびっくりの面倒くささ。
材木座義輝侮りがたし!……つーか名前呼ぶだけで気が滅入ってきた。すげーなこれ。呪われた二つ名かよ。……いや本名じゃねえかよ強力すぎるだろ。
比企谷もこんなん読めんのかよ……。
いくら文学少年と言えどライフがりがり削られちゃうだろ。一体なんの呪文なんだよこれ。僕全然わかんねえよ。もうそろそろ誰か助けろよ。これを解読してみろよ。
まあ言っても俺しかいないし俺が解読すんだけどね?
さっきまでのはあれだから。嫌だ嫌だってわめいて自分を追い詰めて行くスタイルだから。
それにしてもこのルビどうなってるの?さっきの真夜魔紅懺悔騎刄といい、おい何だこれ?暗黒深淵大鎌?……バカじゃねえのか?
小説家の発想など理解できることの方が少ないこともまた確かではあるが、これを《ダークレットメガスラッシャー》と読む神経も信じられない。
まあ中二病ってのはマジで誰もが通る道だし、俺も中一のころ自分を隠れた天才と揶揄したことがあった気もしてきた。超恥ずかしさを禁じ得ない。
まあ、こんな単語ばかりを眺めていてもしかたがないと、本文を読み進める決意をしたのだが、本文もまあ酷いもので、評価できる点と言えばヒロインの服が戦闘中に意味もなく破れたことくらいか。……いや、まあその程度の内容しかないと言う酷評だからね?別にイラストつくのが楽しみだなとか思ってないから!
ま、戯れ言なんだけどな……。女の子にも特別興味があるわけじゃ、だから俺は○モかよ。
思えばそんな場面を視た覚えがある。
いや、あれはただのネタだけど……。
――て、言うか今の今まで俺がしてきたことって超どうでもよくねえ?
結局なんも想ってないし。逆に想ってないことを残念に思っちゃうくらい。終いにはホモネタってどうよ?
ここらでフラグが立たないと人間としての俺が死ぬ予感。
二度と物語には
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