番外 NARUTO編 その3
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クショナリーを起動し、チャージに時間が掛からずに高威力の攻撃を選択肢構えるのは銃口。
ちょっ!?やりすぎじゃない!?
ソラが以前ジョン・プルートー・スミスからコピーした権能。
一ヶ月に六発しか撃てないと言う制限はあるものの、全弾発射で七日七晩消えない炎が辺りを埋め尽くすと言う。
忍者達は大丈夫だろうか…
放たれた銃弾は、しかし十尾に着弾する事は無く、忽然と姿を消してしまった。
「っ!?」
まさか消されるとは思っても見なかったソラも若干慌てている。
「木遁・花樹界降臨」
木龍で俺を縛りながらも更に印を組み、マダラは花樹界降臨をやってのけた。
石化した十尾を囲むように樹木が生え、更についでとばかりに忍連合へと襲い掛かる。
その濁流を止めたのは突如現れた蛸足のような尻尾を尾持つ巨大な牛の化物と、九つの尾を持つ巨大なキツネだ。
その二匹が巨大な黒い塊を吐き出して樹界にぶつけるとようやくその樹界の勢いが止まった。…が、この術は雪崩のような枝葉を止めるだけでは駄目なのだ。
呼吸と言う、人間では止める事が出来ない生理現象に花粉は紛れ込み、体内へと侵入するとその身を蝕む毒を撒き散らしているのである。
この技はかなり卑怯だ。
効果を知らなければ初見での対処など出来はしない。
結果、バタリバタリと忍連合の忍達が倒れていく。
牛とキツネも消えてしまっていた。
遅れて巨大なナメクジが口寄せされると、その身体を塩に溶かされたかのように分裂させ、忍達へとへばりついていくのが見えた。
吸血蛭か?いや、忍連合からの口寄せのようだったし、攻撃では無いだろう。
しかし、大本を叩かなければ花粉は舞い続ける。
俺はスサノオを消すと、絞まる木龍から抜け出し、タケミカヅチを使用する。
視点での範囲を設定し、極大のプラズマを花粉をはき続ける巨大な蓮のような花を次々に炭化させていく。
「風遁・大突破っ」
あらかた燃やし尽くすと、ソラが風遁であたりの花粉を吹き飛ばす。これで何とかなるか…
いや、ならないか。
まだ気を失っているのが殆どの忍連合に向かって、蟻を吹き飛ばすか如く完成体スサノオの刀を振るおうとしているマダラ。
「させないよっ」
ぐっと力を入れて紋章を発動、更に強化し練りこんだ輝力で俺も完成体スサノオを作り上げる。
真っ赤な龍鱗の鎧を着込んだ武者が現れる。
俺はスサノオを操りマダラのスサノオを横合いからタックルするように弾き飛ばし、忍連合から遠ざける事に成功した。
ズザザーっと木々が倒れこむ音を鳴り響かせて両スサノオが着地、対峙する。
「完成体まで操れるとは、少し見くびっていたなつくづく楽しませてくれる」
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