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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第十二話「友/FRIEND」
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、こう言い残す。
「さぁタケル……俺の、ライブメタルを使え……」
ゼロは変身を解除し、僕へモデルZを手渡した。
「ゼロ……!?」
「タケル……俺を連れて行ってくれよ?お前の創る、未来へ……「懐かしい未来」へ……」
「ゼロ!目を覚ましてくれ!?」
「さぁ行け……!イレギュラーハンター・エックス……!!そして、俺のたった一人の友よ……」
「ゼ…ロ……!」
そしてゼロは目を閉ざした。僕は暗い表情でフェイトへい言う。
「フェイト……ゼロの言ったとおり君はプレシアのところへ行くんだ」
しかし、ゼロを抱きしめ、泣くフェイトには、ゼロを置いていけなかった。
「いや……ゼロが…ゼロが……!」
「ゼロの死を無駄にするなぁ!」
「……!?」
僕は叫んだ。生まれて初めて人に怒鳴った。フェイトは我に返り、涙を散らしながらこの場からゼロを担いで消え去った。
「へっ!何が懐かしい未来だよ?回路でも狂ったのか?」
そうあざ笑うかのように、爆発の煙からは、VAVAが単体で現れた。
「せっかくコーティングしたライドアーマーなのによ?テメェの命で償ってもらいゼ?タケル、だが……ガキの命一つじゃあ俺の愛車のネジ一本にもならねぇか?」
そういって高笑うVAVAに向け。タケルが振り向いた。そこには、我々が知る優しく大人しげな彼ではない。鬼神の如く激情し、豹変した全く別の蒼霧タケルの姿であった。
「……ダブルロックオン!」
「何っ?」
モデルXとモデルZ、双方の融合に寄り、VAVAの目の前にはこれまで見たことのない究極のロックマンの姿があった。その名は、
「ロックマンゼクス!」
タケルが叫び、VAVAはその気迫にたじろいでしまう。しかし、わずかにも彼は残忍な声を口にヘラヘラと笑っていた。
「これか……これがロックマンの力か!?これだ!これ!!これこそが俺が戦いたくて追い求めていたROCKMANの力なんだ!?」
ロックマンゼクス、その姿はモデルZのように赤く彩られたアーマーと金髪をなびかせる。その様態はモデルZだが、ZXショットというモデルXからの遠距離攻撃も搭載されているのだ。そのゼクスとなったタケルへVAVAがキャノンを放つ
「灰となれ!ロックマン!!」
「……!」
しかし、そのキャノンの弾をZXセイバーが切り裂いた。そして、次に気付いたころには、VAVAの間合いにゼクスがセイバーを振り上げている。
「なに!?」
「ッ……!」
そして、VAVAの体はZXセイバーに切り裂かれ、即死であった。
「……倒してやる!ドクター・ワイリー!!」
切り裂かれたVAVAの残骸を背にゼクスこと、タケルは背後から響くもう一人の足音に気付き、振り向いた。
「ほう……ライブメタルにそのような機能があるとはな?」
巨大な体に、手にもつは極太のセイバー……シ
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