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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第十二話「友/FRIEND」
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部?」
そして、僕は破られた門をくぐり、そしてその奥へと足を踏み入れたが、そこには予想もつかない光景が目に映った。
「ゼロ!?」
そこには傷ついて横たわるゼロの姿が、そしてなのはと共に最上階へ向かったはずのフェイトが人型兵器ライドアーマーに乗ったVAVAと戦っているが、ワイリーによって魔改造されたライドアーマーはフェイトの攻撃を跳ね返して突進し、フェイトはライドアーマーの拳を食らい、壁へと叩きつけられた。
「くぅ……!」
「フン!話にもならん……これが大魔導士のセガレの力なのか?」
「う、うるさい!私は……私は、命に代えてもゼロを守って見せる!」
「じゃあ、そのゼロと一緒に仲良くあの世へ行くんだな!?」
「待て!そこまでだ!!」
僕のフルチャージがフェイトへ襲いかかるライドアーマーの腕を吹き飛ばした。
「……あのときの小僧か!?」
VAVAは僕へと振り向き、突進してくる。バスターを放つも、ライドアーマーは見た目に寄らず素早く、僕へと接近し、残ったライドアーマーの片腕が僕へと直撃した。
「がぁ……!」
僕はそのまま抑え込まれて、VAVAのキャノンが動けない僕へ照準を向ける。
「これで終わりだ!ロックマンX!!」
「……!?」
VAVAのキャノンが僕へ光り出した……が、
「……させるかぁ!!」
突如、VAVAの背後へゼロが取りついてきた。VAVAは驚き、彼を振り飛ばそうとするが、ゼロは決して離れない。
「ゼロ……この死にぞこないがぁ!」
もがくVAVAに取っつきながらゼロが僕へ言う。
「タケル……!お前にしてやれるのは、ここまでだ!!」
そしてゼロは禁じ手を使うべく、こう叫んだ。
「天照覇ッ――――!!」
エネルギーを最大に引き出し、そしてライドアーマーは光の柱に飲まれ、爆発した。爆発からはゼロが放り出され、僕の近くへ倒れた。
「ゼロ!ゼロ!?」
僕が抱え起こし、フェイトが駈け寄る。ゼロは虫の息で僕とフェイトへ口を開ける。
「フェイト……無事か?」
「ゼロ!もう喋らないで!?」
フェイトがそう言うもゼロは構わず、目を閉じながらフェイトへ言い続ける。
「フェイト、俺は……幸せだった。今まで戦うことで自分を表現することしかできなかったが、お前に会えたことで、俺は戦いよりも、誰かのために生きる事を見出せたんだ。だから、お前を守れて死ねるのなら、それでも構わない。むしろ、本望だ……」
「ゼロ……そんな悲しいこと言わないでっ!」
「フェイト、お前は母親の元へ行け……」
震える腕でフェイトの肩に添え、彼は笑みを浮かべて言う。
「己の宿命を絶つために……そして、新しい自分を見つけるために今までの自分と戦うんだ。フェイト……お前の、悲しい宿命を終わらせろ……」
「ゼロ……」
そして、最後にゼロは僕へ振り返り
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