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ソードアート・オンライン stylish・story
第四十五話 本当の結末
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よ。お前なんか・・・本当の力もないくせにぃぃぃ」

ナイフが和人に届く瞬間バイクの音が聞え、バイクが駐車場に入ってきた。和人はバイクに気を取られた須郷を蹴り飛ばし、傷口を抑えながら距離をとった。
エンジンを止めバイクから降り、ヘルメットを外した二人組みは和人の良く知っている人だった。

「修也!スグ!!」

「お兄ちゃん!!」

「大丈夫か?和人」

修也と竹刀を持っている直葉は急いで和人の元に駆け寄った。

「二人ともどうしてここに!?」

「それはな・・・」

ーーー回想ーーー

(和人は須郷を倒した。しかしそれはあくまでALOでの話・・・当然和人の次の行動は須郷には丸分かり・・・っ!やべぇ!!)

最悪の事態を予想した修也は急いでバイクに跨り、エンジンをかけた。

「修也さん!?いきなりどうしたんですか!?」

直葉は慌てて、修也の元に駆け寄った。

「このままじゃ和人と明日奈が拙い!!俺は二人を助けに行く!!」

「えっ!?お兄ちゃんが!?」

「俺の予想が正しければ、奴・・・須郷が二人を殺しにいくだろうな。【ALOの須郷】を倒したとしても、【リアルの須郷】は倒してねぇ!!だから須郷は恨みのある和人を消しに来るだろう。そして場所は明日奈のいる病院だ!!」

修也は直葉に軽く説明をするとバイクを出そうとしたが・・・

「待って下さい!修也さん!私も行きます!!」

直葉が自分も連れて行って欲しいと言う。しかし修也は危険すぎると察しそれを拒む。

「何!?スグ、これはゲームじゃねぇんだぞ!?下手すりゃ返り討ちにあう可能性だってあるんだぞ!?」

「私には剣道があります!!私が剣道を続けて来た理由があります!!それは大切な人を・・・家族を守るためです!!だからお願いします!!」

修也は直葉の真剣な表情を見るとフゥと軽い溜め息をついて・・・

「30秒待ってやる。急いで支度をして来い!!」

「はい!!」

修也はスペアのヘルメットを直葉にかぶらせ、スピード制限ギリギリの速度でバイクを飛ばした。

ーー回想終了ーー

「・・・って訳なんだ。和人、お前は明日奈の元に行って安否を確認してその腕の傷を治して貰え」

「でもお前とスグだけじゃ!」

「怪我人は黙って言う通りにしろ。それにお前の妹は」

「あはは。これはこれは・・・」

修也の説得を遮り、須郷がナイフを持って修也と向き合った。

「修也君じゃないか。どうしたんだい?」

「簡単な話さ。アンタを止めに来ただけだ・・・行け、和人!」

修也と直葉の事は心配だったが傷を負っている自分が居れば足手まといになる事を察すると明日奈の元に踵を返して、急いだ。

「キリト君?何処
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